[連載]鹿砦社・松岡社長の「暴露の花園♪」第28回

ジャニーズ、バーニング、宝塚……芸能裁判の主人公・お抱え弁護士事情

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『芸能スキャンダルという快楽』
(鹿砦社)

――『ジャニーズおっかけマップ』『タカラヅカおっかけマップ』や、”松田聖子の愛人ジェフ”による『壊れた愛』など、芸能人の研究本・暴露本など問題作を次々と刊行してきた、鹿砦社・松岡利康社長。”言論の自由”を守るために闘ってきた、社長の壮絶出版人生に迫っちゃうぞ~!

【芸能事務所のお抱え弁護士編】

 前回は、1999年に勃発した、文藝春秋vsジャニーズの裁判の舞台裏を語ってくれた、鹿砦社の松岡利康社長。鹿砦社と言えば暴露本、暴露本と言えば裁判、といった具合で、裁判経験が豊富な松岡社長ならではの、オドロキの弁護士事情をここで一挙に披露しちゃいます!

「矢田次男弁護士はもともとバーニングの顧問弁護士だったのに、文春vsジャニーズ裁判以来、ジャニーズの顧問弁護士にもなったんだよね。バーニングとジャニーズは仲が悪いから、両者から咎められそうなものなのに、一説によると、バーニングの周防社長がジャニーズ事務所に矢田弁護士を紹介したらしい。よく分からん世界だよなぁ」

 と衝撃の事実を語る松岡さん。

「ただ、我々との裁判(95年)のときは、矢田さんじゃなかったから、当時はまだお抱えの弁護士はいなかったんだろうね。我々の裁判で困ったから、それがきっかけで何かあったらすぐ対応できるように顧問弁護士をつけなければならない、と思ったのかな(笑)」

 この矢田次男弁護士について詳しく書いてあるのが、『芸能スキャンダルという快楽』(鹿砦社)です。

「この本の第3章で、『芸能界の”守護神”ヤメ検弁護士』というタイトルで矢田特集をやってるよ。まさに芸能界の守護神みたいな弁護士で、バーニング、ジャニーズの他に、今は吉本興業も担当してる。芸能界の大きなところを独占し、金になるところばっかり担当してるんだなぁ(笑)。ヤメ検、つまり、矢田は検事を辞めて弁護士に転身したんだよ。検事時代に担当した選挙違反事件で、全員が無罪になってしまったことがあって、検事の職を退いた。まぁ、つまり逃げたってことやな(笑)」

 一方、文春vsジャニーズ裁判の、文春側の代理人は、ミネルバ法律事務所所属の喜田村洋一弁護士。この喜田村弁護士に関しても松岡さんは言いたいことがある様子。

「ミネルバ所属の喜田村弁護士は、文春の顧問だったやろ? で、この件とは別に、『週刊文春』( 文藝春秋)に掲載された『疑惑の銃弾』について三浦和義さんをめぐる裁判ってのがあったの。この事件で、三浦さんは逮捕された後に無罪になるけど、三浦和義さん側を弁護したのが、喜田村弁護士や厚生省の事件で有名になった弘中惇一郎弁護士(現在は法律事務所ヒロナカ)らミネルバ法律事務所の弁護士なんや。無罪になったわけだから、その後、三浦さんは文藝春秋をはじめ、多くのメディアに対して損害賠償請求訴訟を起こし、ほとんど勝訴したんだよ。ミネルバには文春のお抱え弁護士である喜田村弁護士が所属しているにもかかわらず、ミネルバ所属の他の弁護士が、文春と敵対していた三浦和義さんをサポートしたわけだからね。何か変でしょ? 八方美人というか、三百代言というか、筋が通ってないよ。”三百代言”は、詭弁で巧みに言いくるめる、っていう意味だけど、弁護士を揶揄する言葉でもあるからな」

 弁護士の意外な繋がりこぼれ話にはこんなものもありました。

「鹿砦社のジャニーズ裁判や宝塚裁判を支えてくれたのは、実は戦後最大の経済事件と言われたイトマン事件の弁護団と同じなんだ。イトマン弁護団の中道武美弁護士は、当時のイトマンの河村良彦社長の弁護人で、ウチでは宝塚裁判やアルゼ『名誉棄損』事件を担当してくれたの。同じく、イトマン弁護団の酒井清夫弁護士は、イトマン事件に関わっていた伊藤寿永光の弁護人で、なおかつ、ウチのジャニーズ裁判の担当弁護士。つまり、イトマン弁護団=鹿砦社弁護団みたいなもので、鹿砦社の裁判闘争を支えたのはイトマン弁護団と言ってもいいよな(笑)」

 これだけ弁護士事情に詳しいのだから、鹿砦社名物の”おっかけマップシリーズ”(『ジャニーズおっかけマップ』『タカラヅカおっかけマップ』等多数)のひとつとして、『弁護士おっかけマップ』も作れそう……。

「確かに作れるなぁ、『弁護士おっかけマップ』。でも、相手が法律の専門家だから、ちょっとなあ……やめておくわ(笑)」

■鹿砦社公式ホームページ

松岡利康(まつおか・としやす)
1951年9月25日生まれ、熊本県出身。同志社大学文学部卒業後、貿易関係の仕事に従事。サラリーマン生活を経て、83年にエスエル出版会を設立、88 年に一時期経営危機に陥っていた鹿砦社を友好的買収、同社社長に就任。05年にパチスロメーカー大手のアルゼ(現ユニバーサルエンターテインメント)を取り上げた『アルゼ王国はスキャンダルの総合商社』、球団スカウトの死に迫った『阪神タイガースの闇』などの出版物について、名誉毀損で神戸地検に逮捕、起訴され、有罪判決を受ける。「ジャニーズ研究会」も開設。

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