ラジー賞の基準もこれだったりして......

どれだけ演技力があっても酷評される! セレブを悩ます訛り問題

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ジョリ姐はもう『極妻』を岩下志麻訛りでやれば
いいと思うの

 アメリカも日本同様、地域により訛りがある。移民も多く、みなさまざまなアクセントで会話をするため、日常生活の中で訛りをとやかく言われることはない。しかし、映画となると話は別である。英語とはいえ出身地と異なる役を演じる場合、役者たちはアクセント・コーチから方言指導を受ける。相当な努力をして役を演じるわけだが、中にはひどい訛りになってしまう役者もおり、評論家やメディアから叩かれてしまう。

 今回は、アメリカ・イギリスの大手メディア&芸能誌・サイトが酷評する、映画での訛りが目も当てられないほどイタいセレブ・スターの中から、特に「訛りのひどいセレブ5」を紹介。


■第5位 『K-19』のハリソン・フォード

 1961年に、旧ソ連の原子力潜水艦「K-19」が原子炉冷却材システムにトラブルを起こし、修理班8人全員が高濃度の放射線量を浴びて1週間以内に死亡したという、痛ましい事故を再現した映画『K-19』。この作品で、船長役を演じたハリソン・フォードのロシア訛りがまったくなっていないと、かなり叩かれた。

 手に汗握る展開が続く中、時々思い出したようにひどいロシア訛りになり、長い台詞になるときれいなアメリカ訛りに戻るハリソン。観賞後は、「メルトダウンもそうだが、この訛りをいつまで聞かされるのかが気になって仕方なかった」「耐え難い訛りから解放されホッとする」と書いた批評家もいたほどだった。

■第4位 『コールド マウンテン』のレネー・ゼルウィガー

 アクセント・コーチの猛特訓を受け、『ブリジット・ジョーンズの日記』で見事なイギリス訛りを披露したレネー。しかし、南北戦争を背景にした純愛映画『コールド マウンテン』では、耳を疑いたくなるような痛々しい訛りで最後まで熱演。レネーはテキサス生まれのテキサス育ちで、アクセントも完璧だろうという先入観があったため、多くの人が面食らったと伝えられている。

 なお、レネーはこの役で、アカデミー助演女優賞とゴールデングローブ助演女優賞を獲得しているが、それは共演者のニコール・キッドマンの訛りの方が明らかにひどく、レネーのアクセントが途中で気にならなくなるからだ、と分析する批評家が多い。

■第3位 『アレキサンダー』のアンジェリーナ・ジョリー

 イギリス人女性冒険家を熱演した『トゥームレイダー』で、脇の甘いイギリス訛りを披露し、ゴールデン・ラズベリー賞ワースト女優賞にノミネートされたことのあるアンジェリーナ・ジョリー。気の強いアメリカ人の役に専念した方がよい、と言われている彼女だったので、エジプトのアレクサンドロス3世の生涯を描いた『アレキサンダー』への出演が決定したとき、メディアもこぞって心配したという。

 その予感は的中し、アンジェリーナはイギリス、ギリシャ、アラビア、スラヴ訛りを、ごちゃまぜにしたような発音で話し、「美しいだけに、あまりにも痛々しい」「あまりにもごちゃ混ぜで、ロシア訛りに聞こえてくる」と酷評された。アンジェリーナだけでなく、出演者のほぼ全員が妙な訛りで話しており、名監督オリバー・ストーンが手がけたにもかかわらず、興行成績は伸び悩んだ。しかもアンジェリーナはこの役で再びゴールデン・ラズベリー賞ワースト女優賞にノミネートされるなど、散々な結果に終わっている。

■第2位 『アメリカン・ギャングスター』のラッセル・クロウ

 ニュージーランド生まれオーストラリア育ちのラッセル・クロウは、業界から高く評価されている演技派俳優。しかし、アクセントについては不安視する向きもあり、その最もたるものが『アメリカン・ギャングスター』だと言われている。ラッセルはニューヨーク訛りで話そうと努力しているものの、逆にオーストラリア訛りが表面に出てきてしまい「これじゃ、ニューヨークじゃなく、ノォーヨォークだ」と叩かれた。「こんなに酷いニューヨーク訛りを聞くのは、『ステート・オブ・グレース』のゲイリー・オールドマン以来だ」とも言われている。

 なお、アカデミー主演男優賞を獲得した、古代ローマ帝国時代が舞台の映画『グラディエーター』でも、監督がイギリス訛りで話すよう指示したにもかかわらず、ラッセル本人はスペイン訛りの英語で台詞を読みたいと主張。結果、微妙なアクセントになってしまったと伝えられている。

■第1位 『ロビン・フッド』のケビン・コスナー

 中世イングランドの伝説的英雄ロビン・フッドの活躍を描いた映画で主役を演じたのは、当時飛ぶ鳥を落とす勢いの人気を誇っていたケビン・コスナー。冒頭の10分間、ケビンはカリフォルニア訛りを押さえ、ノッティンガムシャー訛りに挑戦する姿勢を見せていたが、あまりにも難しすぎたのか、あっさりギブアップ。専門家から訛り指導は受けていたであろうが、その欠片も感じられないと酷く叩かれ、「アメリカ人の役者がイギリス人の役を演じようとして大失敗した、代表的な例」として語り継がれるようになった。

 ケビンは、ニューヨーク・タイムズ紙やLAタイムズ紙など大手メディアに酷評され、「あまりにもひどすぎて、共演者のクリスチャン・スレーター(ニューヨーク出身)が完璧なイギリス英語を話しているように聞こえる」とまで言われた。なお、ケビンはこの役でゴールデン・ラズベリー賞ワースト男優賞に輝いている。ちなみに、ケビンは『13デイズ』でボストン訛りに挑戦。あまりにもやり過ぎだと叩かれたが、「『ロビン・フッド』よりかはマシ」だと多少評価も上がっていた。

 次点で、『ブラッド・ダイヤモンド』のレオナルド・ディカプリオ。南アフリカのアフリカーナ訛りは、真似るのが最も困難だとされており、一部では「よくやった」と称賛されたが、「突然オーストラリア人っぽい訛りが出てきて、映画から現実に戻されてしまう」という意見も少なくなかった。

 レオナルドは「南アフリカ訛りをマスターするため、現地の人たちと一緒にビールを飲み、彼らの話をたくさん聞いた。軍に詳しい現地人と一緒に行動し、彼らの話し方やアクセントをシャワーのように浴びたんだ。もちろん、専門のアクセント・コーチもついてくれていたけれどね」と苦労話を披露している。ここまで努力し、抜群の演技力を披露しても「訛りがダメ」と批判されてしまうとは、何ともシビアな世界である。

『吉幾三全曲集~秋風~』

「オラ、訛ってねぇよ!」

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