[女性誌速攻レビュー]「美STORY」6月号

カズを全面支援する三浦りさ子の決意が「美STORY」で明らかに

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「美STORY」6月号(光文社)

 先月号は震災に関する情報は間に合わなかった「美STORY」。今月号は目次の前にまず「読者のみなさまへ」という編集部からのメッセージがあり、定価を80円アップしたこと、その80円を寄付するチャリティ号とした旨の説明がありました。

「私たちにできることは何か? ファッションもビューティも本当に必要なのか? そんなことを自問自答しながらこの雑誌を作りました」

 編集部のこの言葉は、娯楽産業の末端に生きる筆者にもグサリと突き刺さりました。他誌でも同様のメッセージを見かけたことがあるので、おそらく多くの編集者やライターが同じように自問自答しながら雑誌を作ってきたのだと思います。そして、ページをめくるとオノ・ヨーコ、小林幸子、たかの友梨、君島十和子、長谷川理恵らからのメッセージ。日本ユニセフ協会大使で「美STORY」での連載もあるアグネス・チャンもバッチリ加わってます(今回の募金は日本ユニセフではなく、勝間和代も太鼓判を押すNPOジェンに寄付されるそうです)。

 合計12人の著名人が言葉を寄せているのですが、だいたいみなさん似たり寄ったり。自分が震災でいかに心を痛めたか、そして、今どんな支援活動をしているかのアピール合戦。「自分にできることを……」「できるところから……」といったフレーズのオンパレードです。まあ確かに、それしか言えませんよね。過酷な現実を前にしては、どんな言葉を尽くしても空虚に響いてしまうのは仕方がないことだと思います。

 そんな中、異色だったのは三浦りさ子夫人でした。3月に行われたサッカーのチャリティーマッチに触れ、「主人の意気込みやサポーターの声援に胸が熱くなりました」「主人のゴールが、明るい希望に続くきっかけの一つになってくれることを心から願っています」とまさかの内助オチ! 伊達直人ばりのドヤ顔有名人にまじっての堂々たる良妻アピールに戸惑いつつ、「誌面を通してみなさんに笑顔をお届けしたい!」なんてスマイル0円的な支援方法を提示されるよりは、よほど現実的かもしれないと妙に納得しました。支援する人の支援、それも大事な支援だと思います。

<トピック>
◎大特集 今度はイケそな「あと3」ダイエット!
◎あの人のキレイの秘密を暴露美NEWS!
◎安心・うっとり・イケメンエステ

■美魔女よりもリアルで、心を打つあの人々が登場

 特集は「今度はイケそな『あと3』ダイエット」。トビラの次のページでいきなり辛酸なめ子さんが登場しています。といっても、初めは登場したことに気付かず、読み飛ばしそうになりました。それほどページにしっくりなじんで、思わず美魔女のメンバーかと思ってしまいましたよ。というか、むしろ美魔女よりもエグみがなく美しいくらいですね。なんですかね、あの美魔女に漂う邪悪な気配は。聖女のような辛酸さんを見て、あらためて美魔女の破壊力を思い知らされた次第です。

 ……なんてことを考えながらページを繰っていくと……ドッカン! 美魔女を上回る兵器が登場しました。「美STORY」編集部員の体当たり企画「リベンジ! 編集部員の1泊2日弾丸ダイエットレース」です。ウエスト72センチ、68センチ、80センチの熟女編集部員およびライターが体重も体脂肪率もナマ足もさらして1泊2日のダイエットに挑戦しています。すごいです。「美STORY」編集部員様が捨て身で雑誌作りに臨むそのお姿には本当に頭が下がります。ありがとうございます。冒頭のメッセージにあった「私たちにできること」の答えのひとつはここにあると確信しました。

■イケメン判定に関しては情けは一切ありません!

 「美STORY」の自由で独創性あふれる企画には毎度感服いたしておりますが、小特集「安心・うっとり・イケメンエステ」にも驚きましたよ。メンズ施術者のエステサロンを紹介しているのですが、そこにイケメン度・施術・施設・コストパフォーマンス・密着度の評価をしてチャートで示しているんです。これがガチで容赦ない! イケメン度なんて写真写りのまんまですよ。韓流スターみたいな整体師はイケメン度5(最高評価)だし、「同世代の渋メン施術者」は2.5だし……。それに、密着度って何を期待してるんですかね。そもそも企画趣旨は「怪しいサロンに引っ掛からないために……」というものなのに、結局は密着を期待するわけですね(笑)。つまりは、若いイケメンに怪しくないところでソフトに密着したいという、エロうるさいオバ心を満たすサロン紹介というわけです。残念ながら、イケメン度が高いと密着度が低く、密着度が高いとイケメン度がイマイチなので、選択を迷う結果となりました。どっちにしようかな~。

 今号は、ほかにも京本政樹の「マイケル肌」の秘訣が明らかになったり、おっぱい美魔女がおっぱい学を伝授したり、「ポポポポ~ン」とどうぶつ特集があったり、痔特集があったり、見どころ満載でした。いよいよSTORYの通販サイトがスタートしたとのことで、「セレSTORY」という別冊カタログの付録もあります。世の価値観が大きく転換したこの時期に、こんな物欲直結の付録なんて「なんだかな~」という感じですが(しかもチャリティ号なのに)、いろいろ関係各所の事情でいかんともしがたいところがあったのでしょうね。お疲れさまです。っていうか、流しちゃったけど、京本政樹の「マイケル肌」ってナニ! マイケルの肌は病気だし!! そんなこんなで、愉快な美容誌「美STORY」をよろしくお願いします。
 (亀井百合子)

『美STORY (ストーリィ) 2011年 06月号 』

カズダンス、しびれました。

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