[ジャニーズ・メディアの裏側]

チャリティーにもうちわとペンライト持参! 問われるジャニーズファンのモラル

2011/04/08 08:00
arashi-all-03.jpg
上野はパンダで、代々木はジャニーズで大わらわでした

 ジャニーズ事務所による東日本大震災の被災地復興のための支援プロジェクト「Marching J」。その第一弾として企画されたのが、4月1~3日に開催された代々木第一体育館での募金活動だった。SMAPからジャニーズJr.まで主な所属タレントがほぼ全員登場するという大規模なもので、募金に訪れた人数は3日間でおよそ39万人。ネット上では「さすがジャニーズ」「動員力ハンパねぇ」など賞賛の声も多く聞かれたが、これだけの人数が急きょ集まれば混乱が起きるのは必至。ジャニーズ側も「コンサート規模の警備態勢を敷く」と対策を立てていたものの、残念ながらファンの暴走を完全シャットアウトするのは不可能だったようで、マナー違反を嘆く声が多く浮上した。

「うちわやペンライトを持ち込んだり、コスプレするなどコンサートと勘違いしているのはまだかわいいほう。お目当てのタレントがステージに登場したら列の流れを無視して走り出すのに、そうでなければ牛歩戦術で登場するまで時間を稼いだり、『○○くんいないの?』なんて声高に不満をもらしたり……チャリティーとはかけ離れた自分勝手な行動が目に付いたのが残念です」(募金に参加した20代女性)

「ステージに向かって走り出すお母さんに手を引っ張られ、転んで怪我する子どももいました。迷子も多くて、中居(正広)くんや滝沢(秀明)くんが『○○くんのお母さんいませんか?』なんてアナウンスしたり。すごい混雑だったからある程度は仕方ないけど、長時間の行列に小さな子どもを並ばせていたのはかわいそうな気もしますね」(同・30代女性)

 そんななか、最終日夕方には「代々木が大変なことになってる。嵐が登場で会場&近辺悲鳴があがり、彼らが募金箱を手にしたらファンが暴走。結果、怪我人発生で救急車出動。明日、間違いなく記事になるね …最後の最後にとても残念」といったつぶやきがツイッターに登場。「鉄柵に女の子が激突し、頭から血を流していた」「将棋倒しの下敷きになった子が足や手から流血していた」などの情報が追加され、ネット上は大混乱となった。

 その後、ちょうど同じ時間に現場にいあわせたファンから「救急車は花見客が要請したもの」「確かに嵐(大野智、相葉雅紀、松本潤)が募金箱の所に来たときに殺到するファンはいたけど、大きな事故はなかった」との情報が寄せられ、結局「救急車騒動はガセ」との結末に。それでも、一時とはいえ「やっぱり」「絶対こうなると思った」などの意見がネット上にあふれ、あっという間に噂が広まったのは、誰もが心のどこかで「何か起きないわけがない」と思っていたからかもしれない。

 ジャニーズ事務所にとっても、ここまで大規模な募金活動は史上初の試み。批判も多かったものの、もちろん得るものは多く、今後も継続的な活動を期待する声は大きい。また、これまで別格扱いだったSMAPと他タレントが同じステージに上がることで、エンタテイメントとしても新たな可能性が広がりそうだ。被災地はもちろん、日本中に元気を届けるジャニーズファミリーの活動は始まったばかりだ。

『ARASHI 10-11TOUR “Scene”~君と僕の見ている風景~【stadium】[通常仕様]』

あーあジャニーさんにチクっちゃお!

amazon_associate_logo.jpg

【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます】
被災地で行動を共にした親友が明かす、田中聖の想いとは
「YOU、誰?」緊急時にも電話が繋がる! やっぱりジャニーさんはすごい!?
「辛いときはあまえて」ジャニーズタレントのメッセージが次々と寄せられる

最終更新:2012/07/25 23:02

タレント112人の最新動向、CM契約社数、退所者一覧など随時更新

アクセスランキング