樋口可南子姐さんの名言に学ぶ

麻木久仁子のテレビ復帰のコメントは視聴者にどう写った?

2011/04/06 11:45
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『「仕切り上手」の法則』(小学館)

 2010年末、市川海老蔵の暴行騒動が芸能界を沸かせていた中に出てきた、麻木久仁子の大桃美代子、山路徹氏とのガチンコ泥沼不倫合戦。騒動のきっかけは、大桃がツイッターで年末のあいさつをつぶやくノリで、「ショックだったのは、元夫が麻木久仁子さんと不倫をしていた事がわかったこと。先輩として尊敬していたのに、ショック」と掲載したこと。すぐに反応したのは麻木で、開かれた緊急会見に弁護士を同席させて「私と(山路氏が)付き合っていた時は、すでに夫婦関係は破綻していた」と釈明した。騒動直後は”謹慎期間”に入り、レギュラー番組も次々と降板。その麻木を傍目に、騒動の発端である大桃、諸悪の根源ともいうべき山路氏は徐々に公の場に姿を現すようになっていった。

 2月中旬には、自身が育てた米を用いて作られた「桃米ロール」を宣伝するイベントに大桃が登場した。報道陣からバレンタインデーチョコについて「山路さんにあげた?」と質問が飛ぶも、「あげるワケないじゃないですか!」と苦笑気味に返答。一方の山路氏も『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演した際に「桃米ロール」を持参し、「報道を見て、買ってきました」と紹介。出演者も驚愕の開き直りっぷりだったが、山路氏は平然と「彼女が作った米が入っているんです」などとPRしていた。

 そんな両者とはやや遅れてバラエティーに復帰したのが麻木だ。3月19日に放送されたテレビ東京のバラエティー番組『アリなし~アリケン★ゴールデンスタジアム~』に登場し、「ホストクラブ」について「アリ」か「ナシ」かを討論した。ホストの存在について否定的だった他ゲストに対して、麻木が放ったのは「むしられちゃうほどのお金を持っている女性は危ない」。山路氏に金銭を渡していたと言われている麻木だけに、自分自身と重ね合わせての発言なのか重みが感じられるコメントだ。

 いっぱいある「タレント同士の不倫」の場合、その後の対処がタレント生命を左右する。樋口可南子が後に結婚する糸井重里との不倫が発覚した際「妻子ある人を愛したんじゃありません。愛した人にたまたま妻子があっただけよ」と発言し、いまだに名言として語り継がれている。また葉月里緒菜は真田広之との不倫について「私が家庭を壊したんじゃない。付き合い始めたときには家庭は壊れていた」と麻木に近い弁明をしている。2人とも現在は順調に結婚生活を送ってることから、時間の経過と共に世間からも許されていくことかもしれないが、こういった局面で、心に響く言葉を出せる芸能人のはなかなかいないだろう。

 知性派タレントとして好感度が高かった麻木。自虐スレスレ発言で視聴者を味方につけられたのだろうか? 今度の麻木の活躍に期待したい。

『「仕切り上手」の法則 (小学館文庫)』

自虐ができない女はツマンナイよ

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最終更新:2011/04/06 11:45
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