[連載]鹿砦社・松岡社長の「暴露の花園♪」第24回

大手通販会社社長や芸能界を巻き込んだ、詐欺事件の全容があらわに!

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『赤いダイヤ――塀の中に落とされ
た相場師』(平山一郎著/鹿砦社)

――『ジャニーズおっかけマップ』『タカラヅカおっかけマップ』や、”松田聖子の愛人ジェフ”による『壊れた愛』など、芸能人の研究本・暴露本など問題作を次々と刊行してきた、鹿砦社・松岡利康社長。”言論の自由”を守るために闘ってきた、社長の壮絶出版人生に迫っちゃうぞ~!

 今から3年前の9月末、73人から出資金16億8,000万円を集めていた平山一郎という男が、出資法違反の疑いで逮捕される事件がありました。求人雑誌を見てアルバイトに応募してきた人を、「必ずもうかる」と言って誘い、商品先物取引や株式投資の名目でお金を集めていたのです。平山受刑者は、相場師として多額の資金を運用してきた男。”相場師”の口八丁手八丁で周囲からお金をだまし取ったのだろう、というのが世間の見解でしたが、どうやら裏には違った事情があるようで……。

 平山受刑者が約20年前からかかわってきた相場の舞台裏から、逮捕に至るまでの事実を、関係者すべてを実名で明らかにしたのが、『赤いダイヤ――塀の中に落とされた相場師』(平山一郎著/鹿砦社)です。ちなみに、”赤いダイヤ”とは小豆相場のこと。本の中にも、小豆相場でもうけていた平山受刑者のエピソードが出てきます。

「この本は、今、刑務所にいる平山さんから届いた手紙の内容を編集して作ったんだよ。といっても、本人からの持ち込み企画ではなくて、平山さんを応援する人物からの持ち込み。平山さんは今、自由な身じゃないから、きっとワラにもすがる気持ちなんだよね。僕も捕まった経験はあるから、気持ちが分かるんだよね~(笑)」

 自身も逮捕された経験を持つ鹿砦社社長の松岡利康さんは、平山受刑者の姿と自身の過去を重ねます。拘置所や刑務所にも何度か面会に行った松岡さんは、平山受刑者のことを「本当にいい人だ」と言います。

「相場師って、ギラギラしてるイメージなのに、全然そんな感じな人じゃなくて。それに、まじめで勉強家だから、この間は檻の中で医療事務の資格を取ってたよ。今は販売士の勉強もしてるらしい。平山さんは僕も昔入ってたことがある神戸拘置所にもいたから、僕の後輩ってとこかな(笑)。その後、島根県の刑務所に移って、今も服役中。ここは『社会復帰促進センター』といって、いわゆる民営の刑務所で、凶悪犯はNGで、初犯かつ再起できそうな人しか入れないんだよ」

 松岡さんの話を聞いていると、とても逮捕されるような人には思えませんが、周囲にいいように使われて転落していった平山受刑者の姿が本書では書かれており、その関係者の中には、中条きよしなどの芸能人や、通販会社大手「ニッセン」の社長の名前も出てきます。

「中条きよしは悪いヤツらしいよ~。高級車やら、グッチの150万円くらいの靴やらを平山さんにたかってね(苦笑)。中条きよしつながりで、唐沢寿明らいろんな芸能人との交流が始まったわけだから、平山さん自身もそういう華やかな生活が楽しくて浮かれていた面はあると思う」

 同じく、ニッセンの片山利雄社長もことごとく搾り取られた平山受刑者ですが、それに関して、

「片山がクラブのホステスに入れ込んで、ホステスへの貢ぎ資金を毎月300万円も平山さんにたかったり、自分の手元に大金が入るような錬金術を考えたりと暗躍していたようだけど、いざ平山さんのピンチになると、すべての罪を平山さんにかぶせて、知らないふりをつき通した。ニッセンの社長がこの事件にかかわっていたことは、一部の週刊誌では報じられていたけど、彼が逮捕されることもなく、大きな問題にはなっていなかったね」

 本によると、平山受刑者は清水という男に持ちかけられた「上場予定の未公開株への投資」というもうけ話に乗るために、周囲から大量にお金をかき集めたものの、その”もうけ話”は真っ赤なウソ。借りたお金を結果的に返せなくなり、2008年9月末に逮捕。さらに、未公開株の一件とは別に、松本という男からも「新しく東京で俳優養成学校を設立するから、その投資金を集めてくれ」と頼まれて資金を集めたものの、その俳優学校の設立予定地だった建物は、ずいぶん前から家賃が滞納されており、俳優学校を新たに設立するなどどだい無理な話でした。結果、設立資金を集めた平山受刑者が詐欺罪に問われ、同年12月に再逮捕されます。

「でも、そのお金を返してもらえなかった被害者の一人が、平山さんの身元引受人になろうと立候補したんだよ。さすがに、被害者が身元引受人になるのはマズイということで許可はされなかったけど、この一件からも、平山さんが周りに応援されている好人物だってことが分かるよね。天才相場師と言われて長いことやってきたほどの人が、そうも簡単に騙されるものかな、と不思議に思うけど、人がいいから、他人の話をすべて信じ込んでしまったんだろうね」

 そして、松岡さんは最後に、「まぁ、僕もワキが甘いから、他人のこと言えないんだけどね(笑)」とボソッと付け加えました。いつもスレスレなラインの暴露本ばかり作ってて、他人にだまされないようにしてくださいね!

■鹿砦社公式ホームページ

松岡利康(まつおか・としやす)
1951年9月25日生まれ、熊本県出身。同志社大学文学部卒業後、貿易関係の仕事に従事。サラリーマン生活を経て、83年にエスエル出版会を設立、88 年に一時期経営危機に陥っていた鹿砦社を友好的買収、同社社長に就任。05年にパチスロメーカー大手のアルゼ(現ユニバーサルエンターテインメント)を取り上げた『アルゼ王国はスキャンダルの総合商社』、球団スカウトの死に迫った『阪神タイガースの闇』などの出版物について、名誉毀損で神戸地検に逮捕、起訴され、有罪判決を受ける。「ジャニーズ研究会」も開設。

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