[連載]鹿砦社・松岡社長の「暴露の花園♪」第21回

「あそこには絶対連絡するな!」、吉本興業でも触れない鹿砦社という脅威

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『Y LOVERS.』(鹿砦社)

――『ジャニーズおっかけマップ』『タカラヅカおっかけマップ』や、”松田聖子の愛人ジェフ”による『壊れた愛』など、芸能人の研究本・暴露本など問題作を次々と刊行してきた、鹿砦社・松岡利康社長。”言論の自由”を守るために闘ってきた、社長の壮絶出版人生に迫っちゃうぞ~!

【吉本興業編】

 メディアにとって、芸能事務所というのは何かと”大人の事情”が発生しやすい存在です。事務所によっては強い力を持っており、のちのちの仕事がしづらくなるなどの理由で、所属タレントのスキャンダルを封印する媒体も少なくありません。ましてや、暴露本などもってのほか。暴露本を出せる出版社はそうそうありません。

 そんな状況下で、暴露本出版社として第一線に君臨し続けるのが鹿砦社。社長の松岡利康さんが、「ウチで出した本で一番売れたんだよー!」と胸を張るのが、ダウンタウンの暴露本です。彼らの所属事務所・吉本興業(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)は、大きな力を持つ事務所のハズなのですが……。

「吉本側からは特に何も怒られてないよ? もちろん、嫌がらせも一切無し、内容証明や裁判に繋がることも無し!」

 と話す松岡さんですが、鹿砦社はダウンタウンの暴露本を、95年~96年にかけて、なんと合計6冊も出しているのです!

 「大阪ダウンタウン研究会と、ダウンタウン探検隊っていう取材チームを作って、それぞれ3冊ずつ作ったんだよ♪ 大阪ダウンタウン研究会が書いたのが、『ダウンタウン浜ちゃん松ちゃんごっつええ話』『ダウンタウン・ピーな話』『松本&浜田DX百科』の3つ。『浜ちゃん松ちゃんのヘイ!ヘイ!ホォ~! [ダウンタウン超大ボケ劇場]』、『松ちゃんがゆく[松本人志伝説]』、『浜ちゃんもゆく[浜田雅功超伝説]』の3冊を書いたのがダウンタウン探検隊」

 この中で、最も売れたのが、最初に出版された『ダウンタウン浜ちゃん松ちゃんごっつええ話』だそう。

「この本はすっごく売れたよ! 当時、ダウンタウンがものすごくイケイケだったからね~。ウチで出したジャニーズの暴露本よりも売れてるからすごいよ。ダウンタウンは天才だよね。今、若手お笑い芸人が飽和状態だけど、その中から誰かの暴露本を作ったとしても、そんなに売れないと思うしなぁ~」

 これらダウンタウンシリーズの内容は、浜ちゃん&松ちゃんの学生時代の話はもちろん、性癖やアレの長さまで……大きな声では言えない衝撃的な内容がてんこ盛りです。

「この頃は個人情報があんまり厳しくなかったからね。ダウンタウンの昔の同級生たちもベラベラ喋ってくれたし、卒業アルバムも簡単に借りられたよ。みんな協力的な時代だったなぁ」

 それにしても、ここまでトンデモナイ内容を好き勝手書き立てておいて、なぜ吉本とトラブルにならなかったのでしょうか。これについての松岡さんの見解は、

「お笑い芸人だから、暴露本を出されてもあんまりダメージじゃないんだろうね。むしろ、話題作りのために出してほしいって思ってる節もあるみたい。しかも、このダウンタウン暴露本を6冊も怒涛に出版したあとに、『Y LOVERS.』っていう公式本もウチから出してるの(笑)」

 同じ出版社から、暴露本と公式本が出るとは……。6冊も暴露本を出した出版社から、公式本を出させる吉本は、いささか心が広すぎるのでは?

「そこは関西人たるところじゃないかなぁ(笑)。吉本のサッパリしていて素敵なところだよね。公式本を出すことになったきっかけは、ウチで別の吉本のタレントの本を出したんだけど、全然売れなくてね~。吉本にその話が伝わって、『じゃあ別の公式本を出しましょう』という話になった。最初、人を介して候補に挙がったのがロンドンブーツ1号2号。でも、いざ作る段になったら、ロンブーの亮が骨折しちゃって本を作れなくなってね。そんなこんなで、結局、品川庄司やキングコングなど、当時の若手を集めて『Y LOVERS.』を作った。これも完売したんだよ♪」

 その後、松岡さんは懲りずに、月刊誌『紙の爆弾』で、吉本興業の権力闘争の記事を掲載もしているのですが、吉本をも怖れさせるとは、やっぱり松岡さんは暴露本の帝王ですね!

「全然大丈夫! 何も文句は言われてないよ。アンタッチャブルな事務所と言われる吉本だけど、むしろ、吉本からしたらウチが”アンタッチャブル”なのかな~?(笑) だって、現社長の大崎洋さんが『他の出版社には抗議しても、鹿砦社には絶対に連絡するな』って言ってたらしいからね」
(朝井麻由美)

■鹿砦社公式ホームページ

松岡利康(まつおか・としやす)
1951年9月25日生まれ、熊本県出身。同志社大学文学部卒業後、貿易関係の仕事に従事。サラリーマン生活を経て、83年にエスエル出版会を設立、88 年に一時期経営危機に陥っていた鹿砦社を友好的買収、同社社長に就任。05年にパチスロメーカー大手のアルゼ(現ユニバーサルエンターテインメント)を取り上げた『アルゼ王国はスキャンダルの総合商社』、球団スカウトの死に迫った『阪神タイガースの闇』などの出版物について、名誉毀損で神戸地検に逮捕、起訴され、有罪判決を受ける。「ジャニーズ研究会」も開設。

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