[女性誌速攻レビュー]「an・an」2月9日号

「CanCam」と姉妹誌に? 「an・an」がいまさら「モテ」に全力投球

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「an・an」(マガジンハウス)2月9日号

 みなさん、大変です。「モテないわ~」とか「そもそもモテとかウザい」、なんてボヤいてる場合じゃないですよ。時代はいま、28歳以上の女性がモテるんだそうです! ソースは「an・an」(マガジンハウス)の「”モテ期”緊急レポート」特集。もはや一部では「トンデモ」女性誌扱いをされている「an・an」ですが、この企画は信じてみましょう。というか、そうであって欲しい。そんな想いを持って、イチ読者として突入してみます。

<トピックス>
◎”モテ期”緊急レポート
◎快適シンプルライフのすすめ。
◎ずーっとモテている人には理由があります。

■28歳からモテるらしい

 まずはお得意のアンケート結果から。「28~33歳の女性に対し、恋愛対象として魅力を感じますか?」「はい、感じます。98%」という、大変ざっくりしたアンケートの後に展開されているのが「編集部の結論!! 28~33歳のアラサ―女子はホントにモテている!」というページ。ひたすらに「うちの妙齢女性編集部員がモテてきた」という話を述べ、だから「『28~33歳最強モテ期説』を全面的に支持します!」とまとめている、自分ボケ自分ツッコミみたいな謎の声明文になっています。とはいえ、いかに編集部がこの企画に気合いを入れているのかは伝わりました。

 その後、「最強モテ期説を検証する」といよいよ本題へ。外国人ばかりにモテている28歳、30代になってから両思いになる確率が増えた31歳、昨日だけで2人の男性に食事に誘われた30歳らが一寸の乱れもないポージングで登場しているので、写真を見ながらどの方が外人モテか両思い30代か当ててみるのも一興です。そのくらい皆さんそれぞれの個性が確立され、自信に満ち溢れていますよ。

 しかし、登場者のコメントを読んでも相変わらず「モテ」の定義が見えてきません。誌面から察するに「男性からのラブコール」というだけのようで、結局は本人次第というところ。そのため、モテ女子座談会のメンツに「職場で次々に言い寄られて、兄弟がたくさんできちゃった」なんて下半身が緩いだけの女性も登場しています。「モテ」ってほんと、罪深い言葉ですね!

■「恋愛学」に市場がある!?

 ロンドンブーツ田村淳、早稲田大学国際教養学部教授の森川友義氏による対談では「モテ」を学問的に分析しています。それによると、「恋愛学」では恋愛、結婚、浮気の3つのマーケットが想定されていて、モテ期というのは「恋愛」から「結婚」市場へ転換する時期なのだそう。意味がありそうでないような定義です。この座談会の中で、恋愛マスター淳の名言がいくつか登場するのですが、森川氏の言葉もなかなかビックリ。それぞれ抜粋してみます。

・森川氏
「女性から告白するのは『セックスしていいですよ』と言っているようなもの」
「女性は恋愛において、相手に金銭の投資をする側ではないですから」

・淳
「僕が女の子なら、(寄ってきた男)それぞれの職業、家柄、性格…などを全部データ化するけどなぁ」
「髪型でもメイクでも、すべて男目線を意識していけば、もっともっとモテるようになるはずですよ」

 誰か、この旧態依然のモテ思考に侵されている二人の目を覚ましてください……。見事なまでの「CanCam」(小学館)男版脳。この二人による連載が次号よりスタートするそうですよ。

 この他にも、モテ芸能人インタビュー(佐々木希とか)にモテ期を人為的に作る方法、手相で見るモテ期などなど、近年モテの自家中毒を起こし「モテジャンキー」化している「CanCam」(小学館)にも負けないモテてんこ盛り。これだけ「モテ」って言ってますが、「an・an」って号によって言うことがコロコロ変わるから、信用なりません。今後の号の小特集あたりに「男に頼らない私!」とか言う企画を入れてきそうですけど、さてどうでしょう?
(二宮まい)

『anan特別編集 Gダビデ研究所のパーフェクト相性BOOK 』

今号にはモテ以外に、向井くんも春馬も出てます!

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