[連載]鹿砦社・松岡社長の「暴露の花園♪」第18回

角界の闇を描いた暴露本『八百長』著者が不審死!  その真相は?

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「よくこんな本作ったよね~」と話す松岡社
長。笑ってる場合じゃないですよ!

――『ジャニーズおっかけマップ』『タカラヅカおっかけマップ』や、”松田聖子の愛人ジェフ”による『壊れた愛』など、芸能人の研究本・暴露本など問題作を次々と刊行してきた、鹿砦社・松岡利康社長。”言論の自由”を守るために闘ってきた、社長の壮絶出版人生に迫っちゃうぞ~!

【日本相撲協会編】

 暴露本にかけては右に出る者がいない出版社・鹿砦社が、果敢にも角界の暗部に切り込んだ、『八百長~相撲協会一刀両断~』(元・大鳴戸親方/著)。「週刊ポスト」(小学館)での連載をまとめた本です。前回は、本書が出版される際に、鹿砦社社長の松岡利康さんが、相撲協会側から刑事告訴された話を紹介しました。

 今回は、著者の元・大鳴戸親方と、本の中で証言をしている橋本成一郎氏(北の富士のタニマチ)が、出版直前に2人揃って謎の死を遂げた事情を、松岡さんに伺います。

「僕ね、橋本さんと元・大鳴門親方が亡くなる1週間ぐらい前に、2人と打ち合わせで会ってるんだよね。そのとき、橋本さんの方は実際に病気を患っていて、しんどそうにしてたよ。一人で歩けなくて、抱えられてきたんだから。でも、大鳴門親方の方はピンピンしてたからなぁ。それが数日後に2人とも、在郷軍人病という聞いたことのない病気で、同じ病院で亡くなっちゃうんだもんな……」

 ちなみに、松岡さんが数日前に2人と打ち合わせした場所は、橋本さんが経営していたちゃんこ料理屋だそう。

「橋本さんの素性はよく分からないけど、怪しげな実業家だったよ。ちゃんこ料理屋の他にも事業を展開してたらしい。タニマチやってた当時は橋本さんもお金持ってたみたいだけど、勢いが下火になっていったみたい。そこで、ひと儲けしようと、この本の内容を売ったんだろうね。『八百長~相撲協会一刀両断~』が出てからも、『週刊ポスト』での連載はさらに続く予定だったんだけど、亡くなっちゃったから計画がとん挫しちゃった。死人に口なしということかな」

 後にこの事件をまとめた『日本怪死列伝』(扶桑社)で作家・安部譲二氏は、個人的な”推論”と前置きしたうえで、二人が一緒に行ったソープランドでレジオネラ菌を吸い込んだことが死因と記してますが、いまだ真相は闇の中。ただ、出版直前の急逝が逆に話題を呼んだのは間違いないようで、

「日本のメディアだけじゃなくて、『タイムズ』誌にもこの本のことが載ったんだよ。鹿砦社の本の表紙が海外メディアにドーンと出てね。これは嬉しかったなぁ~。ある友人は滞在中のインドで見たと知らせてくれたよ」

 と、満面の笑みを浮かべる松岡さん。自社本を愛する様子がひしひしと伝わってきます。

 また、本書に登場する元大鳴戸部屋の力士である板井圭介氏は、のちに別の出版社から告発本を出していますが、

「僕、この『八百長』が話題になってる時点で、板井さんに本を出そうよって口説いてたんだよ! 結局そのときは実現しなくてさ。数年後に板井さんがお金が無くなったからなのか、八百長ネタを語ってるけど、そのタイミングじゃ遅いって! 物事にはタイミングってものがあるでしょう」

 と、おかんむり。本が売れるタイミングを逃したくない、とはさすがの出版魂を感じますが、刑事告訴もされている松岡さん、相撲協会を敵に回すだなんて、恐くないのでしょうか?

「そうだねぇ~、本当に恐い世界だよ。我ながら、よくこんな本出したもんだナァ……(笑)。でも、内部事情を詳しく書いた本を出してるっていうのに、今も相撲協会は黒い噂が絶えないでしょ。その時のことを全然学習してないし、何も変わってないんだねぇ。相撲は日本の国技なのにね。こういう暴露本が、少しでも役に立てばいいよね」

 ”暴露本”というと聞こえが悪い部分もありますが、それも松岡さんなりの使命感あっての本なのですね。
(朝井麻由美)

松岡利康(まつおか・としやす)
1951年9月25日生まれ、熊本県出身。同志社大学文学部卒業後、貿易関係の仕事に従事。サラリーマン生活を経て、83年にエスエル出版会を設立、88 年に一時期経営危機に陥っていた鹿砦社を友好的買収、同社社長に就任。05年にパチスロメーカー大手のアルゼ(現ユニバーサルエンターテインメント)を取り上げた『アルゼ王国はスキャンダルの総合商社』、球団スカウトの死に迫った『阪神タイガースの闇』などの出版物について、名誉毀損で神戸地検に逮捕、起訴され、有罪判決を受ける。
1月6日に開設した「ジャニーズ研究会」が早くもファンの間で話題に!

『八百長―相撲協会一刀両断』

怖いよ~

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