[女性誌速攻レビュー]「日経ヘルス プルミエ」2月号

中年女性もまだまだお姫様! 「日経ヘルス プルミエ」で読者が大変身

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「日経ヘルス プルミエ」(日経
BP社)1月号

 先月号にも小冊子の付録が付いていましたが、今月号も特別付録「糖尿病 予防&最新治療ハンドブック」が付いていますよ~。前回は別冊付録としてお役立ち感があったんですけど、今回は……そこまでではないかな。別に付録にせんでも本誌の中で普通に特集したらいいじゃん、と思っちゃいました。内容としてはけっこうギッシリしてます。

<トピック>
◎特集 疲れをリセット! 元気な女性は美しい
◎特集 心も体もホッとくつろぐお茶の時間
◎特集 おうちで手作り本格キムチ

■女子の変身願望には下心がいっぱい

 特集は「疲れをリセット! 元気な女性は美しい」。ここで注目は「簡単!『肉食』レシピ」です。とかくこの手の健康雑誌は、野菜中心の枯れたオヤジみたいな食事をすすめがちですが、ガツンと肉食がきました。じわじわと攻めの姿勢を感じます。

 で、「プルミエ」的に攻めの頂点に達した目玉記事はコレ。「『変身』は疲れを吹き飛ばす特効薬です」。「変身」というのはオバサンがAKB48の衣装を着てみる……といった環境破壊活動ではなく、ボビィ ブラウンのメイクアップレッスンに行ったり、ヘアサロンに行ったり、写真館に行ったりといったかわいらしいマイ・レボリューション。いつもと違う自分になると、脳が活性化してストレスが軽減したり、心身が快活になったりして、疲れが吹き飛ぶそうです。とはいえ、ダンナ様に「疲れたからメイクアップレッスン行ってくる!」と言っても理解を得られなさそう。そんな心配はご無用です。さすが「プルミエ」、ストレスの度合いが分かるという唾液中に含まれるα-アミラーゼを変身前後に計測するという徹底ぶり。これならダンナ様も喜んでレッスンに送り出してくれるでしょう。

 と思ったら、見出しにこんな文言が。「男性メイクアップアーティストに超接近でトキメキ効果もプラス!?」。あれ、これってもしかして変身うんぬんより「男性メイクアップアーティスト」ってとこがミソ? 体験した読者の感想も「レッスン中は近くで見つめられるし、顔にも触れられてお姫様気分。エネルギーをチャージできました」だって(笑)。そういう企画かよ!?

 悪ノリは進み、「写真館」の体験ページではアイドルや女優や夜の蝶に変身した、ARD48(アラウンド48)の読者写真を堂々掲載。「プロにメイクしてもらったら、私もまだまだイケてるじゃないってうれしくなりました」と、マイ・フェア・レディに変身した読者の方。今月の表紙は、本家の大地真央だし!! 他人からみたら罰ゲーム以外のなにものでもありませんね。ほかの方も「恥ずかしさもあるけれど、もっと他の人から見られたい気もする」「すっかりその気になってポーズを取っちゃいました(笑)」と満足されたご様子。まあ、しょせん自己満足の世界だからいいのかな。ところで、マイ・フェア・レディに変身した人ともう一人は、ストレス度が変身前より変身後の方が上がっていましたよ! そこのところなんの説明もないので気になりました。

■ちょい不良になってきたプルミエ

 最近、ちょっぴりネチッとした特集を組むようになり、リビングで読める優良健康雑誌から、少しずつ変わろうとしている印象がある「プルミエ」。今号は「人間関係 私はこんな相手・こんなことに疲れました」という企画を組んでいます。よく見たら、これ、巻頭の「疲れ」特集内の一企画でした。毎度のことながら、ほとんどワンテーママガジンというくらい特集ページが長くて(今号も間に広告を挟みつつ60ページ以上)、どこからどこまでがなんの企画か分からないんですよね。

 この企画では読者のアンケートから、「疲れた経験」を掲載しています。職場では、「いまだかつて会ったことのないくらいのお局に、毎日言いたい放題言われ続けた結果、円形脱毛が3カ所」「仕事ができず周囲に迷惑をかけ、子どもじみた振る舞いをする同僚。長期間メンタルヘルス治療中の私にしつこく理由を尋ねてくる」「職場のパート仲間にどうしようもないのがいて、頭が痛い。上司が若い子にだけ挨拶の返事をする」といったコメントが並びます。夫に対しては「この人と一生ともに過ごすのはどうかと考えてしまう」、義母には「探し物に付き合わされる。認知症の初期かしらとも思い、イライラさせられるが、介護が必要なわけではないので、まあ仕方ないかとあきらめかけている」などなど。

 ページの大半を読者の愚痴の数々で埋めているのですが、表現に具体性が欠けているせいか、よく言えば堕ち切ってない、悪く言えば中途半端な気がします。こういう負の部分を掲載するなら、読んでいて思わずページを閉じたくなるような、心をえぐられるような、女のイヤーな部分をもっと掘り下げないと、逆に「どうしてこの特集でこんなページが必要なんだろ」と疑問に思ってしまうんですよね。カタチだけ「メンタル面にも触れてみました」みたいなお手盛り感がある。ま、その程度でいいのかもしれませんが。
 
 優等生だけど、ちょっぴりスカートを短くしてみた、みたいな色気を出し始めた「プルミエ」。どこまで着崩せるか、そしてどこまで読者は求めているものなのかが気になる今日このごろです。
(亀井百合子)

「日経ヘルスプルミエ」

久々に出した膝小僧、黒ずんでないといいね♪

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