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辛酸なめ子のサバイバル女道

街頭ハイタッチで笑顔の種付け

2010/12/09 22:00
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ハイタッチを無視されても、笑顔を失わないようにしたいです。

 学習院初等科の運動会の「ぼうひき」で勝利された愛子さまが、ご学友とハイタッチされていたという女性週刊誌の記事を拝読し、ついにロイヤルファミリーにまでハイタッチの風習が……と感慨を深めました。これまであまり感情をあらわにされていなかった愛子さまが、ハイタッチの時は笑顔で喜びを表現されていたそうです。ハイタッチでエモーショナルに元気になれる……やってみたくても私にはハイタッチするような関係の友達は皆無なので、最近テレビや雑誌でも話題【註1】のハイタッチ隊【註2】に参加させていただくことになりました。

 平日の夜、丸の内のとあるビルのオフィス棟へ。すると、お揃いのロゴ入りTシャツを着用した男女数名が集っていました。秘密結社の集会のようで胸が高鳴ります。リーダーの平井さんは高身長のさわやかなイケメンで、隊長としてのカリスマ性が。まず、ハイタッチ隊について軽くお話を伺いました。

「コミュニケーションの純粋な手段としてハイタッチを選びました。東京では下を向いて歩いている人が多い。忙しくて余裕がない状況を、少しでも変えていければと思って」と、平井さん。「ハイタッチ隊を見て、『朝、ヘンなのいたよね』って職場の会話のきっかけになって明るくなってもらえれば、それでいいんです」とメンバーの伊豆さんもおっしゃいます。捨て身で世の中を明るくしようとするなんて、素晴らしい自己犠牲的博愛精神です。「ハイタッチは目的じゃなくて手段。僕らが前に出るというより、ハイタッチを通してコミュニケーションが広がればいいかなと思っています。ここまでメジャーになるのは想定外だったんですけど」と、平井さん。ハイタッチ隊がメディアに露出したおかげで、参加希望者も後を絶たないそうです。今回の丸の内での夜のハイタッチにも、「一緒に笑顔になれるハイタッチをしたい」「ハイタッチで元気に【註3】なりたい」といった動機で十数人の有志が参加を表明。しかし不特定多数の人の手に触れて霊的には大丈夫なのか、憑かれやすい体質としては不安がよぎります。メンバーTシャツ【註4】を着用し、一応邪気よけにパワーストーンのブレスレット【註5】を着けて、さっそくハイタッチに参加させていただきました。

最終更新:2010/12/09 22:00
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