[女性誌速攻レビュー]「婦人公論」11月7日号

「洗わずに口に含む」…… 愛人たちが「婦人公論」で赤裸々告白

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「婦人公論」(中央公論新社)11
月7日号

 毎回しつこくレビュー冒頭で取り上げている江原啓之の連載「セックスよろず相談室」。今号は、「40歳で処女が恥ずかしいです」というお悩みです。今回の江原は珍しくいいこと言ってる! しかもちゃんと「霊視」もして、スピリチュアルカウンセラーらしいことやってる! でも、江原についてはここで取り上げ過ぎなので、もう詳しく書くことはやめます。気になる方はご購入の上お読みください。もちろん筆者は今後も「セックスよろず相談室」をウォッチします。そして、いつか自分の「抱かれたい男ランキング」の上位に江原が入ることがあったら、またここで取り上げようと思います。

<トピック>
◎特集 いつも前向きな人の秘密、教えます
◎カラーグラビア SMAP 奇跡を創る5人
◎韓流芸能人は、なぜ死に急ぐのか

■塀の中の小栗旬

 特集は「いつも前向きな人の秘密、教えます」。あまり面白みもツッコみどころもありません。すみません。そもそも「婦人公論」を好んで読んでいる人に、本気で「前向きになりたい」と思っている人がどれほどいるのでしょうか。口では「前向きになりたい」と言いつつ、後ろばかり見て恨みつらみを書き綴り投稿する、それが「婦人公論」読者です(断言)。それに「婦人公論」に「前向き」と言われると、「前向き(笑)」みたいに聞こえちゃうんですよね。前向きは「婦人公論」に似合わないよ。あ、一つだけツッコみます。安部譲二が山田詠美との対談で「小栗旬が俺の若い頃に似てんだって」と言い放っているのですが、全然似てません。これ、どうもお気に入りのネタのようなので、スルーせずにご紹介しておきます。親切のつもりです。

■「今あえて」が、結局「今さらなぜ」に……

 カラーグラビアは「SMAP 奇跡を創る5人」。1人1ページ、1カット。コンサートのショットとともに柴門ふみの文章が添えられています。この文章があまりに陳腐でガッカリ。「持ち味である豊かな表情と、恵まれた体躯によるダイナミックな動きで、兄貴たちに追随する」(香取慎吾)、「誠実で努力の人なのだろう」(草彅剛)、「看板しょった二枚目とはやはり貴方のことです、木村さん」(木村拓哉)などなど、一般視聴者でも想像がつくような、ありきたりのSMAP像をなぞったものばかり。今さらSMAPのメンバーのキャラについて語られてもねぇ。キャラ芸でかれこれ10年以上引っ張ってきたアイドルですから。香取が「末弟」で「兄貴たちに追随」って20年前の話でしょ。他誌が嵐のコンサートを取り上げる中、「今あえてSMAP」というのはいいのですが、せっかく取り上げるならもっと真面目に応援してあげてほしいです。ほんと、「婦人公論」は氷川きよしに甘くてジャニーズに冷たいんだからっ!

■愛人大国ニッポンという現実(か妄想か?)

 「婦人公論」にしかできないルポが掲載されています。「赤裸裸告白 超不況時代の”甘い”選択 今どきの愛人生活、カラリとした『日蔭の身』とは?」です。巻頭の「前向き」特集はこの布石だったのかなと思うほど、湿っぽ〜い特集です(タイトルには「カラリとした」と書いてありますが)。冒頭から反論の余地を挟ませないわよ! という勢いで煽りまくる。「不倫という言葉にかつての暗い響きもなくなり、不景気のせいか、さらに踏み込んで愛人契約を結ぶ女性が増えていると言います」「一部の若い女性の間で『プチパパ』を持つことがブームになっているという」……。不景気ニッポン、ものすごい乱れようです。そして、3人の愛人経験者のインタビューが掲載されています。

 政財界で名の知れた紳士の愛人だったという真琴さんは、「黒いクレジットカードを持たせてくれて『好きなだけ使っていいよ』って。まさにシンデレラにでもなった気分。札幌の一等地に厳重なセキュリティ付きのマンションまで買ってもらい、何一つ不満のない愛人生活でした」と振り返ります。また、中堅メーカーの社長とひと月300万円、セックス月4回以上という契約を結んだ葉子さんは、30歳のときに「別会社を作るから、社長をやってみないか」と言われ、現在、食品メーカーの社長を務めています。「まったく畑違いの仕事で、まして社長なんかできるわけがない。でも彼の息子さんや奥さんを差し置いて社長の座に就いたわけですから、堂々と振る舞っていました。カラダを使って得た地位だと、ほかの社員に悟られたくなかったから」。確かに、たまに「なんでこの人が?」という女性起業家がいるんですが、そういう事情があることもあるんですね。

 しかし、うまい話ばかりではありません。先の真琴さんは、本妻にバレてマンション等々は放棄して関係を解消。葉子さんは、結婚することもなく愛人として十数年を過ごしてきました。19歳で愛人バンクに登録したという麻美さんは、こんな努力もしています。「まずはシャワーの前に、相手のものを口でじっくりと愛撫してあげます。服を脱がないで、スラックスのチャックだけを下ろして、相手の性器を洗わずに口に含むのは愛情がなければできませんから、大概の男性は感動してくれます」

 これじゃ売春と大して変わらないじゃないか……と思ってしまうのですが、最後のページにご丁寧に愛人Q&Aが付いていて「愛人として、毎月決まった金額をもらってセックスしても、売春にはならない。ポイントは、女性が不特定な男性と関係を持っているか、それとも特定の人だけなのか」と説明されています。いったいこのルポの目的はなに(笑)? 不思議なのは、タイトルに「今どきの愛人生活」と書いてあったのに、インタビューに応じた3人のうち2人はずいぶん前に愛人生活から足を洗っている点。現在進行形の人は取材に応じてくれなかったのかもしれませんが、これで「今、愛人が増えている」と煽るのは悪ノリしすぎでは……。いや、「婦人公論」の世界では増えているのでしょう。ええ、そういうことでもういいです。面白いから。
 
 今号は巻頭特集がイマイチだった代わりに、他の記事がツボにはまりまくりでした。ほかにも「韓流芸能人は、なぜ死に急ぐのか」「収入ダウンに負けない生活術」など興味深いテーマがたっぷり。隅々までじっくり読んで楽しめるので、秋の夜長におすすめです!
(亀井百合子)

『婦人公論 2010年 11/7号』

「婦人公論」だとセックスもエンタテイメント化!

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