[TVツッコミ道場]

スタッフの自己満足番組を救った、草なぎ剛、周富徳、アルパカの真剣さ

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草って言っても、ハッパじゃないぜ!

 今回ツッコませていただくのは、10月5日放送分『ネオバラエティ祭り!草なぎ剛のためになるっ?バラエティ 3時間SP―草なぎ剛だけにコンサートまで草だけで生活』。名前に「草」がつくこと、「草食系男子でイメージする芸能人」のアンケート調査で連続1位になったことなどから企画されたようだが、そもそもの目的は全く分からないものだった。

 本来ベストコンディションで臨むべきコンサート直前に「草生活」をやるのは、ファンに対して失礼なことにすら思えるし、「草以外に食べられるチャンス」として「食べものの名前がついた有名人をつかまえると、その食材をゲット」というゲームもまるで意味不明。『いきなり!黄金伝説』(テレビ朝日系)で芸人が無人島で生活したりするのには一応の意味も笑いもあるだろうし、草なぎ剛の前回の挑戦「24時間戦国時代生活」には、『クレヨンしんちゃん』の実写化の宣伝という目的などがあったのだろう。だが、今回はただ「草」つながりで、会議室で決まったような「いかにも机上プラン」感、スタッフの”上から目線”が妙に気になった。

 意味の分からない指令を出しては、戸惑ったり、不平を言う草なぎを横目に、スタッフのクスクス笑いが常に聞こえる。この挑戦の間、テレビ的な笑いをとろうともせず、ときには本音でブツブツ文句も言う草なぎは、ただただ真剣だ。スタッフや先生方に対するタメ口・言葉遣いの悪さを指摘する声もネット上では見られたが、これも草なぎが”素”であり、真剣であるからこそだったろう。

 スタッフのクスクス笑いは同時に、料理をしてくれる周富徳をも巻き込んでいく。なぜか期待される中華料理ではなく、和食などを作り、それを「味が薄い」と草なぎにダメ出しされたときの怒り・落胆ぶりは、おそらくガチだ。大きな火力を要する中華料理ができる環境ではないこと、その上での最大限の努力であることをスタッフに伝え、憤る様子は、真剣そのもの。プライドをかけてやっているはずであり、ご本人はちっともその扱いを「オイシイ」なんて思っていないはずなのに、スタッフのみが戸惑う周富徳を笑うーーこれ、ただのスタッフの自己満足ではないだろうか。

 おまけに、久しぶりにテレビで見る周富徳は、なんとなく言葉もフガフガしていて、老いた印象を受けてしまうだけに、余計にスタッフが傲慢に、周が気の毒に見える。そして、真剣な二人(草なぎ・周)に加え、やはり真剣だったのは、草なぎの相棒・「アルパカのモモちゃん」だ。テレビの存在など知る由もなく、終始穏やかに草なぎと行動をともにするなかで、確かに草なぎに対する安心感のようなものが芽生えているのは見てとれた。

 そんななか、モモちゃんに異変が起きる。

 ライブのステージに草なぎが消えていき、直後、演出による爆音が轟いたとき、モモちゃんは瞬時にビクッと全身を震わせ、危機を察知して耳をキュッと縮こまらせていた。おそらくあの瞬間、「御主人、死んだな……」と草食動物ならではの諦めの境地に至ったのではないだろうか。生きていたけども。

 スタッフの机上のプランに踊らされ、意味も分からない状況のなかで、真剣に生きる草なぎ・周富徳・モモちゃんの3人。番組自体はともかくとして、その真剣さはどこか心を打つものがあった。
(田幸和歌子)

『Reading 『椿姫』with 草なぎ剛 [voice] ~私が愛するほどに私を愛して [CD付き]』

周富徳って一発変換できたし!

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