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稲垣吾郎、「早く死んでほしいくらいにひどい役」を怪演! 共演者から絶賛の声

2010/10/01 16:00
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普段謙虚な人こそ本気出すと怖いよ~

 「斬って、斬って、斬りまくれ!」

 罪のない庶民を虫ケラのように扱い、残虐非道な行いを繰り返す暴君を暗殺するため、13人の刺客たちが命を賭けた戦いに挑む――。1963年に公開された同名映画を、三池崇史監督によりリメイクした『十三人の刺客』(公開中)。世代を超えて集結した豪華キャスト陣らの迫力ある演技は、ベネチア国際映画祭において7分間ものスタンディングオベーションで讃えられたほどだ。

 なかでも、ストーリー上大切な役目を担っているのが非道な暴君こと明石藩主・松平斉韶。刺客たちの暗殺劇が引き立つのは、斉韶が「江戸幕府史上最悪」と言われる極悪藩主だからこそ。その斉韶を演じているのがSMAP稲垣吾郎なのだが、これがまた、意外な好評価を得ている。

「あんまり演技がうまい印象がないし、バラエティーを見ても穏やかで天然ってイメージだったのですが、いい意味で裏切られました。狂気の暴君が不気味なくらいハマっていて、鳥肌が立つくらい。演技と思えなかったけど、まさかあれが本性じゃないですよね?(笑)」(映画を見た40代男性)

 これまで演技に関しては良くも悪くもない評価しか得てこなかった稲垣。加えて今回は単なる”悪役”ではないだけに、ジャニーズアイドルがここまでやっていいの? と強い印象を受けた人も多かったよう。また、稲垣自身も24日のラジオ『おはようSMAP』(TOKYO FM)でこんなことを……。

「ま、僕も最初(話がきたときは)びっくりしたんですけれども。役者としての幅も広がるかな~と思ったし。なかなかほんとに、普通にできるような役ではないですから。ひとつのチャンスとして僕も取り組みたいなと思って、頑張ったんですけれど」

 自ら「ほんとに早く死んでほしいなと思うくらいにひどい役」という斉韶を怖いほどの迫力で演じきった稲垣。主演の役所広司からは「撮影中は吾郎ちゃんをみんなで憎んでいました(笑)」、三池監督からは「SMAPの見方が変わるはず」と言わしめたほどで、彼の演技が共演者たちからも絶賛されていたことが伝わってくる。

 さらに、稲垣は10月スタートのフジテレビ月9ドラマ『流れ星』でヒロイン・上戸彩の兄としての出演が決定しているが、これがまた絵に描いたようなダメ男役。”金のためなら妹の幸せもぶち壊すだめんず”なのだが、当の稲垣からは「僕の登場シーンならではの音楽があったらいいな」と、ノリノリのおねだりも飛び出しているとか。新境地を開拓し、怖いモノなしの稲垣の演技に要注目だ。

『シュート! [DVD] 』

この頃の吾郎ちゃんはどうかしら

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最終更新:2012/07/31 12:45

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