[女性誌速攻レビュー]「日経ヘルス プルミエ」11月号

「日経ヘルス プルミエ」が警鐘を鳴らす! 離婚は女の命を5年縮める!?

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「日経ヘルス プルミエ」(日経BP社)
11月号

 いつもいかにも「中年女性向け」といった柔らかいイメージの表紙の「日経ヘルス プルミエ」ですが、今号はアーミーパンツにブーツ姿の草刈民代が、挑戦的なまなざしを向けています。パッと見「プルミエ」と分からず、本屋で探してしまいました。編集長も替わり、攻めの姿勢を感じさせる「プルミエ」、さっそく中身を見てみましょう。

<トピック>
◎特集 食べても太らない! 代謝のいい体
◎40代50代の離婚「私の選択」
◎乳がんから命を守るための最新対策ガイド

■もう一度考え直して! 本当は怖い「離婚」

 特集「食べても太らない! 代謝のいい体」はすっとばして、「40代50代の離婚『私の選択』」を見てみます。筆者が調べた限りでは、「プルミエ」でこれまでこんなに大きく離婚を取り上げたことはありませんでした。いつも優等生的な記事ばかりのおハイソ健康雑誌「プルミエ」が無視できないほど、熟年離婚(a.k.aシングル・アゲイン)ってポピュラーなものになってるんですね。驚き。

 内容は、アンケートあり読者の体験談あり金銭に関する注意事項あり、「婦人公論」(中央公論新社)を約8倍の水で希釈したような感じになっているのですが、一つ、健康雑誌らしいデータに驚愕しました。なんと、「離婚経験者は寿命が短い」というのです! 離婚は想像以上にストレスがかかるらしく、40歳までに離婚を経験した男性は、配偶者がいる男性に比べて10年以上も平均寿命が短く、女性も離婚経験者のほうが5年弱短いのだそう。致命的な病気にならなくても「病気や依存症になる確率は女性のほうが高い」とも。昨今の雑誌では、離婚が自立への第一歩のようにポジティブに扱われがちですが、こうした深刻な負の側面もあるということを忘れちゃいけませんね。今後も「プルミエ」には、こういった生き方と健康を科学する特集を組んでもらいたいです。若い男と付き合うと寿命が伸びる!? とか、ジャニーズのコンサートに行くと筋力がアップする!? とか。どうでしょう。

■しこりが見つかってからじゃ遅い!

 「プルミエクリニックスペシャル」と題し、「乳がんから命を守るための最新対策ガイド」という企画が組まれています。これがかなり詳しい。検診の受け方、自己検診の方法、精密検査受診施設の選び方、頼りになるクリニック紹介、体験談、予防法……。この手の企画にありがちな山田邦子インタビューはありません。邦ちゃんが出てくると、つい「私とは関係ない!」と目をそむけてしまいがちな乳がん。その考えは改めなくてはと思いました。

■ジャニーさんの”作品”が郷ひろみも含めて10人

 「プルミエ流ライフスタイル研究所」では読者のアンケート結果を紹介しています。「好きな男性タレント」では、特に順位が付けられているわけではないのですが、以下の15組のタレント名が上がっていました。

 櫻井翔さん、渡辺謙さん、福山雅治さん、向井理さん、赤西仁さん、水谷豊さん、今井翼さん、イ・ビョンホンさん、山下智久さん、徳永英明さん、郷ひろみさん、草なぎ剛さん、所ジョージさん、EXILEさん、嵐さん

 ”さん”付けは掲載のままです。最後の嵐さんというのは、横浜銀蝿の嵐(らん)さんではなく、櫻井翔さんが所属する嵐さんだと思います、おそらく。「嵐の歌を聞くと、体を動かしたくなり、知らないうちに踊っています(54歳)」というコメントが添えられています。これが「ツッパリHigh School Rock’n Roll」のことでないとすれば、櫻井翔さんとARASHIさんがわざわざ別に入っているのです。ジャニーズ話でいえば、熟女キラーとして名高い亀梨和也さんが入っていなくて、赤西仁さんが入っているのが意外でした。いわく「彼のすべてが好きです。何をしてもどんな爆弾発言をしても許せてしまう自分が怖い。でも本当にカッコよくて、きれいで大好きです(45歳)」とのこと。なるほど、彼が全米ツアーなんてできるのは、こういう中年女性がボトボトとお金を落としてくれるからなんですね。

 それにしても、選ばれたタレントの年齢層、タイプ、バラバラですね~。選んだ読者はみな40代、50代。あまりにまとまりがなくて傾向がつかめません。熟女の守備範囲の広さを見せつけられました。

 えーと、最後まで特集「食べても太らない! 代謝のいい体」の説明をしませんでしたが、すんごく大雑把に説明すると「お酢を飲んでストレッチしろよ」みたいな話です(その他の方法もいくつか紹介されています)。オーソドックスなメインメニューよりも、サイドメニューで楽しんだ感のある今号でした。
(亀井百合子)

『日経 Health premie (ヘルス プルミエ) 2010年 11月号』

でももしかしたら銀蠅の可能性も……

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