芸能人高校のマル秘進学案内 第4校【全4校】

アイドルの青春を支えた伝説の高校、明大中野と都立代々木の功績を探る

 これまでアイドル御用達高校として有名な堀越学園、日出高校のほか、ここ数年成長のめざましい通信制高校の立志舎、クラーク高校などが御用達校として台頭してきたと、紹介してきた。しかし、それら情勢の動きの裏で儚くも消えていった伝説の芸能人高校もある。

■1980年代のアイドル黄金時代を支えた、明大中野高校

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明治大学付属中野高等学校公式サイトより

 明治大学付属中野高等学校(通称・明大中野。東京都中野区)は、角界入り前の花田勝氏が中退、貴乃花親方が付属中学を卒業したことで知られるバンカラな男子校。校則は厳しく、中学から在籍した手越祐也がNEWS加入と同時期に堀越に転校したというが、2003年まで存在した共学の夜間定時制は、数多の芸能人を輩出し、堀越と双璧をなすアイドル学園として知られていた。

 現役ジャニーズタレントでは、近藤真彦は卒業したも、少年隊、内海光司、岡本健一は揃って中退した様子。元ジャニーズではシブガキ隊の3人や光GENJIの大沢樹生も中退したと言われ、卒業率の低さが浮き彫りに。女子も参議院議員となった三原じゅん子やX JAPAN・Toshi夫人であった守谷香など、ニュースを賑わす元アイドルはじめ、河合奈保子、中森明菜、石川秀美、浅香唯といった80年代の大物が在籍したが、卒業した者は少ない。公立の定時制の殆どが4年制であった時代に3年で卒業でき、偏差値40台で入学できる名門大学の付属校(但し、明大推薦率は極めて低い)として人気を誇ったが、卒業率の低い定時制課程ならば廃止するのも納得だ。ただ、明大中野の先輩後輩として交際を始めた植草克秀と千恵子夫人が結婚したり、同級生であった錦織一清とパパイヤ鈴木が東京MXテレビの『ニッキゴルフ』で息の合った共演を果たすなど、ジャニーズ事務所には偉大な財産を残している。小山慶一郎、山下智久、伊野尾慧と現役ジャニタレの明大合格が相次いだのも、授業料で明大中野へ貢献した事務所の力があるのだろうか。

■伝説の芸能界エリート校! 中居正広と木村拓哉が在籍した都立代々木高校

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校舎の取り壊しは9月。

 公立の4年制ながら、珍しくアイドルに絶大な人気を誇っていたのは、04年に閉校した東京都立代々木高等学校(東京都渋谷区)。働きながら学ぶために設立された歴史ある定時制高校で、午前・午後・夜間の三部制からなり、大学のように授業を選んで受けられるだけでなく、年齢も経歴も様々な生徒が集まり芸能人を特別扱いしない環境がウケていた。もちろん校則なし、制服なしの自由な校風だ。

 在籍したのは西川峰子、浅野温子、藤谷美和子、鈴木蘭々などの女優が多く、20世紀末の2大女子ユニット、SPEED上原多香子とモーニング娘。飯田圭織が仲良く下校する姿もゴシップ誌を彩ってはいたが、一番の大物は中居正広と木村拓哉だ。SMAPの活動が忙しくなった頃に彼らは転入し、校舎周辺に追っかけ数十人が集まるも、キムタクがファンに「迷惑かけるな」と叱りながら、放課後に同級生と普通に遊んでいたと言うから、学内生活の居心地は良かったようだ。ただ、中卒就職率が激減してからは、同校の生徒に多かった勤労学生とは程遠い、他校中退者などの”自由人”が大半となり、「駐車をご遠慮ください」という注意書きも追っかけや記者ではなく、主に免許を持つ生徒に向けたものだったそう。

 「天才が多い」と晩期の校長も著書に記すほど主張が強い集団だっただけに、千葉麗子はウンザリして転校したとの噂もある。ちなみに国分太一も1日で中退したそうだが、校風が合わなかったのかどうかは定かではない。原宿へも徒歩圏の立地のため、裏原宿のショップに入り浸りNIGOらに可愛がられていた小嶺麗奈が、モデルのAKEMIと理衣と同学年で仲良しというオシャレ人脈も築かれた。

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(左)時計が高校の面影を感じさせる(右)このグラウンドでキムタクも汗を流したのだろう

 代々木高校は渋谷区から無償で借用していた土地の契約期限が切れ、01年に生徒募集を停止。他の都立高校2校と合併・移転し、世田谷泉高校に生まれ変わった(建物は残り、今年9月取り壊し予定)。世田谷泉は自由な三部制のシステムはそのままに、3年での卒業も可能だが、アクセスの悪さがネックとなり芸能人御用達とはなっていない。

 明治時代から新宿駅近くに存在した精華学園女子高等学校(現・東海大学付属望洋高等学校)も美空ひばり、吉永さゆりなどのスターが多数在籍したが、73年に千葉県市原市に移転してからはマドンナ学園の面影は消え失せている。芸能人は仕事が命。売れっ子は仕事と両立できない学校ならば辞めてしまうため、「都心で卒業させる」商売上手な新型高校に人気がシフトするのも当然なのかもしれない。
(内海敦子)

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【解説】
最寄りの代々木上原だけでなく、原宿駅からも徒歩約20分の高級住宅地に位置し、制服もない自由な校風がウリであった都立代々木。中退者受け入れが多く、高校志願者の偏差値集計の対象外になりがちだったが、入試は学科試験有りで倍率も2~3倍は普通だったというから「バカ校」とは呼び難い。ギャルもいたようだが、湘南のヤンキー丸出しで転入した中居君は最初浮いていたそうだ……。

『ドキュメント高校中退―いま、貧困がうまれる場所 (ちくま新書 809) [新書]』

まさにレジェンド高校ですな

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