[連載]亀井百合子の「オシャレな女に憧れて」

妊娠期間は絶好の脱ぎ時!? 筆談ホステスの妊婦ヌードに闘志を見た

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『筆談ホステス 母になる ハワイより
61の愛言葉とともに…』(光文社)

 最近では普通の人でも妊婦ヌードを撮ることが珍しくないという。試しにネットで「妊婦ヌード」で検索すると、出てくる出てくる……エロ画像サイトがわんさか出てくる。そうそう、おしゃれな妊婦ヌードは「マタニティフォト」と言わねばならぬ。改めて「マタニティフォト」で検索すると、専門スタジオがたくさんヒットした。

 確かに「マタニティフォト」は、女の自己愛と自己顕示欲を満たすのに都合がいい。「今しかないから」「子どもが大きくなったら見せたいから」「命の大切さを伝えたいから」といったエクスキューズがある。その上、ウエストの贅肉はごまかせるし、バストは大きくなってるし、産科医の前で大股を開いたり助産師に乳首をいじられたりしているので、もう何でも来いの状態だし。脱ぐにはうってつけ、なのである。

 そんな妊婦ヌードに、”筆談ホステス”も挑んだ。新刊「筆談ホステス 母になる ハワイより61の愛言葉とともに…」(斉藤里恵著/光文社)で、未婚の母となる心境を語りつつ、グラビアを披露したのだ。

 妊婦ヌードというと、主に女性向けのナチュラル系やファッション系の写真が多いが、筆談ホステスの場合、ヘアも乳首も写ってないにもかかわらず、なんとも安エロっぽいおじさん雑誌のような雰囲気を醸し出している。夕暮れの高層ホテルでバスローブを羽織り、レースのブラをのぞかせたり、一糸まとわぬ手ブラ姿でベッドに横たわったり、上目づかいで乱れた髪をかきあげていたり……。お腹が主役なのに、お腹のふくらみが見えない角度で撮影されているショットもある。見出しをつけるとするならば、「ぶるんぶるん色白乳」「濡れエロ熱帯夜」「ドスケベボイン」「圧迫悶え乳首」といった感じなのである(見出し例は日本ジャーナル出版「週刊実話」のグラビアタイトルより抜粋)。

 彼女は本書の中で、ヌードを撮った経緯についてこう述べている。

 以前は、妊娠中に写真を撮りたいという気持ちにピンときませんでしたが、実際に妊娠してからは、
「栄万と一体になっている今のこの体を写真に残したい」
 と、強く思うようになったのです。
 マタニティヌードが撮れるのは、今この瞬間だけ。誕生という朝を迎えるまでの”十月十日”間だけです。そう考えると、どうしてもマタニティヌードを撮影せずにはいられませんでした。

(編注・栄万は娘の名前)

 一言で言うと「エロくてゴメン」である。あれ、違う? まあ、いずれにせよ言い訳だ。本人の希望かどうかは知らないが、女・子どもにだけでなく、お兄さんもお父さんもおじいちゃんも……とターゲットをめいっぱい広げて売ろうとした結果がコレ、というのが実情ではないかと思われる。読んでみると、ヌード以外にもやたらと言い訳がましいところが目立つ。第一作目で昔勤めていたお店のママを”極悪ママ”と表現したこと、小学校の先生を”こいつ最悪!”と描写したことを謝罪したり、客とは筆談だけでなく口の動きを読むなどして会話できることを弁解したり。これらは第二作目が出版されたあとに出てきた、「筆談ホステスは実はほとんど筆談していない!」といったバッシングへの反論にほかならない。

「一部の週刊誌に私に対するさまざまなバッシングともいえる記事が掲載されるようになりました。本の出版には多くの人がかかわります。私の目の届かないところで少しずつ行き違いが生じていたのかもしれません。それでも事実でないことが、これほどまでに大々的に掲載されることに大きく戸惑いました」

 多くの人に愛と勇気と感動を与え、シリーズ累計39万部を売り、成功したらバッシングを受ける。世知辛い世の中だ。しかも、本当に成功したかどうかよく分からない。報道や関係者のブログによると、印税の大半は所属事務所が持っていったなどの話もある。それでもこうして裸体をさらして稼ごうとしているのだから、母は強し。見開きいっぱいのおっぱいとお腹のドアップに、こんな言葉が重ねられていた。

「敵から味方を作れ」

 およそ妊婦ヌードに似つかわしくない燃えたぎる闘志。一般の脱いじゃった妊婦とはワケが違う。そして、その姿にまた愛と勇気と感動をもらって涙しちゃう人が……いるのかな。いるんだろうね。感動したい人が多いからね。筆談ホステスの妊婦ヌード。どこに需要があるのかよく分からないものでも、ビジネスになるから世の中は不思議だ。

『筆談ホステス 母になる ハワイより61の愛言葉とともに…』

ヌードも含め、また北川景子でドラマ化して♪

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