[女性誌速攻レビュー]「日経ウーマン」9月号

「産まなければよかった」、禁断の母娘関係に切り込んだ「日経ウーマン」9月号

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「日経ウーマン」9月号(日経BP社)

 毎日一生懸命働くアナタを、もしかしたらどの身内よりも真面目に応援してくれる「日経ウーマン」の9月号。数号前までは、雑誌全体から漂う昭和の香りと品行方正さが魅力でしたが、ここ最近は、今が2010年ってことに突如気付いたのか、内容もデザインも少し垢抜けて、手に取りやすくなったように感じます。以前の「アラサー独女の貯蓄事情」や、「結婚&離婚と金の問題」といった現実的過ぎる記事を読んでは、どんよりしていた頃のことが懐かしい……(遠い目)。さてさて、今月はどんな特集なんでしょうか?

<トピック>
◎人生が、変わる部屋
◎30歳から考える 親との関係
◎秋から始める 0円からOKの学び&資格

押切もえの部屋ってすごいね! 芸能人てすごいね!

 巻頭特集「人生が、変わる部屋」では、まずモデルの押切もえがバーンと登場し、自室の写真と共に『「ゼロファーストデザイン」でオーダーした椅子』『ソファは「ザノッタ」のもの』と超高級家具を丁寧に解説。しかしひとたびページをめくると、そこに広がるのは年収300万円台の読者達の質素な部屋の数々! さらに「アイデア満載! 月収10万円台女子の部屋」という記事にいたっては、押切もえのページに再び戻って見比べたくなる程の格差が。これじゃあ、もえちゃんが悪者に見えちゃうよ~(ハラハラ)。

 また同特集では、片付けを通して心の混沌を整理する「断捨離(だんしゃり)のススメ」や、「100円グッズで家中すっきり! ミラクル収納術テク35」、「私たちが驚愕した”ドン引き部屋”」など、お部屋に関する記事が盛りだくさん♪

 ただ、「断捨離」の記事を除いてはいたってノーマルなインテリア特集のため、「人生が、変わる部屋」という大袈裟な特集タイトルには、少々内容が伴っていないかも……。

親からの小言にも、ウザがらず余裕で対応!

 特集「30歳から始める 親との関係」では、「親なんだから自分のことを分かってほしいという子どもの願いは尽きないが、本特集ではさらに一歩踏み出し、仕事を持ち自立した女性として親との関係の築き方を見つけていきたい」と、客観的に関係を見直す極意を伝授。記事には50~60代の親の傾向を次のようい書いてあります。

「”頑張れば成果が出る”高度成長期に働いてきた親の世代にしてみると、今の若い世代が頑張っても仕事が見つからない、なかなか結婚できない、正社員になれない、そんな現実が理解しづらいのです。つい”実行しないのは頑張っていないのでは”と思い、口に出してしまう。時代による社会構造の差異が、価値観の違いを生み出しています」

 なるほど。実家に帰る度に「結婚は?」「いい人は?」と口うるさく言われるのは、全て社会構造の差異のせいだったのか。社会構造め~。自分のせいではないと分かり胸が軽くなりました。ありがたや。

 また、「親からの難問への”もめない”回答集」という記事では、「いつ結婚するの?」「実家に戻ってこない? 地元で働いたら?」「お姉ちゃんは、子どものころからしっかりしているのに、あなたときたら……」などと親から言われた際の、平和的な返答の実例を紹介。例えば、「孫の顔を見せてくれないの?」には、「まだ結婚をしてないから、今すぐは難しいよね? 順番を待ってね」と答えるのが正解だそう。優しい口調で説明して、ごまかせばいいってことですかね?

「産まなければよかった」、壮絶ルポでどんより

 さらに同特集では、「本当は愛してほしいだけなのに…母からの呪縛に悩むシングル女性の心の叫び」と題し、読者のせつない生声をルポにしてお届け。家族との関係が原因で、うつ病になり自殺を考えたり、自傷行為に至ってしまった顛末がリアルに描かれています。その壮絶な内容は、見出しを見ただけで想像できるでしょう。

「深夜、ごはんを作って母の帰りを待ち、寂しさに髪の毛を抜き続けた幼少時代。それでも、母は私の自慢で憧れだった」
「『産まなければよかった』。挙式前日の母の言葉が、私の胸に深く突き刺さった」

 ギャー! 幼少時代からの親子関係は、一生を左右してしまうという事が痛いほど理解できるルポです。ああ、どんより……。

 ”親との関係”というナイーブな問題にも果敢に挑んだ「日経ウーマン」9月号。何号かに一度掲載されるルポは、毎回壮絶で読みごたえ十分なので、今後も継続して欲しいところ。ちなみに次号の特集は、1,000人アンケートで分かった夜活白書を大公開「自分を磨く!『夜時間』の過ごし方」。「日経ウーマン」読者の皆さんが夜な夜な何をされてるのか、今から興味津々です!
(林タモツ)

「日経ウーマン」

佳乃とヒガシの部屋を見たいよ

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