[連載]鹿砦社・松岡社長の「暴露の花園♪」第1回

確認のために渡した原稿を証拠に裁判を……ジャニーズとの闘いの歴史

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穏やかな松岡社長も本を読むときは
目つきが変わる

――『ジャニーズおっかけマップ』『タカラヅカおっかけマップ』や、”松田聖子の愛人ジェフ”による『壊れた愛』など、芸能人の研究本・暴露本など問題作を次々と刊行してきた、鹿砦社・松岡利康社長。”言論の自由”を守るために闘ってきた、社長の壮絶出版人生に迫っちゃうぞ~!

【ジャニーズ事務所編】

 90年代に日本を震撼させた出版社「鹿砦社」をご存知ですか? 兵庫県西宮市に本社を置き、10年以上前の全盛期でも社員は20人程度の、言ってしまえば”地方のイチ出版社”が、「ジャニーズ」「バーニング」「宝塚歌劇団」関連の暴露本を次々と出版し、タブーに踏み込んでいったのです。

 そもそもは15年前、鹿砦社から出版された書籍『SMAP大研究』の出版差し止め騒動がきっかけで、ジャニーズとの裁判に発展。一連の裁判でのジャニーズ側の理不尽な対応に頭に血がのぼった鹿砦社社長・松岡利康さんは、それ以来敢えてジャニーズの暴露本を定期的に刊行。その結果、鹿砦社は暴露本出版社の頂点を極めたのです。

 どんなコワモテ系かと思いきや、取材当日現れたのはちょっぴり猫背の、笑顔がかわいいオジさま。こちらの質問にも、のらりくらりとトボけっぱなしな上に、取材中ちょくちょく携帯をいじって、友人との電話に興じるという自由ぶり。

 ジャニーズ事務所との裁判のそもそもの発端となった、『SMAP大研究』について聞いてみると、

「『SMAP大研究』はね、別にジャニーズと喧嘩するつもりで出したわけじゃないのよ。ウチとしては、SMAPの研究本として作ったのに、ジャニーズが喧嘩売ってきたから。騒動のきっかけを作ったのは向こうなの」

 と、当時に思いを馳せる松岡さん。当時はまだジャニーズに在籍していた森且行を含めたSMAPメンバー6人の、生い立ちやそれぞれのキャラクターに迫った同書の差し止めが確定したのは1995年7月18日のこと。裁判の発端となった”とある出来事”になると、今でも頭に血がのぼるようで……、

「何がひどいって、『SMAP大研究』の中で使う写真を借りたくて、書籍担当者がジャニーズ事務所に連絡したら、”ゲラを見せてくれ”って言われてね。それで、ゲラを送ったら、その後何も連絡もなく、突然内容証明が送られてきた。出版を取りやめろ、原稿を破棄しろ、と。著作権などの問題があれば、送ったゲラをもとに指摘してくれたり、話し合いの場をもうけてくれればいいものを、いきなり内容証明だからね。頭にキたよ! バカ正直にゲラなんて送るんじゃなかった」

 しかし、出版差し止めの要求に、松岡さんはおとなしく従おうとはしませんでした。

「『SMAP大研究』の出版差し止めの要求を受けてから、実際に差し止めの仮処分が出るになるまでに1週間ほど期間が空いていたから、その期間に初版3万部を流通に乗せちゃった♪ すぐに売り切れましたよ」

 と、ニコッ。そんなあどけない顔で”流通に乗せちゃった♪”なんて言われたら、キュンとしてなんでも許したくなっちゃう☆

 『SMAP大研究』の訴訟では、ジャニーズが「SMAPというグループ名、メンバーの氏名を無断で使用している、メンバーの肖像を無断で使用している」という点から、「氏名権」「肖像権」「パブリシティー権」の侵害を主張。そして、「かなりの部分に『JUNON』(主婦と生活社)、『POTATO』(学習研究社)、『an・an』(マガジンハウス)、『SPA!』(扶桑社)の記事が無断転載されている」として、この4社が著作権侵害を主張。

「でもね、出版社(主婦と生活社、扶桑社、学習研究社、マガジンハウス)側は積極的に訴訟に参入したんじゃなくて、ジャニーズ事務所が無理矢理巻き込んだんだよ。まあ、当時から出版社はジャニーズのいいなりだからね。あと、『SMAP大研究』の訴訟での大きなポイントは、主だったジャニーズ側の主張は通らなくて、サブ的請求の出版社4社の主張のみが通った。つまり、我々鹿砦社はジャニーズに勝った、ということ」

 と、暴れん坊オジさまは当時のことを嬉々として語ります。訴訟過程の理不尽なやり方が松岡さんの闘争心に火をつけ、その後も”敢えてジャニーズの暴露本を作り続ける”という徹底抗戦態勢に入ったのだそう。

「もうこうなったら、徹底的に戦うしかないからね! ウチは出版社だから、戦うにしても、ペンで戦うの。そこで、『ジャニーズおっかけマップ』シリーズや、他のジャニーズ暴露本をすごい勢いで作った」

 当時の『ジャニーズおっかけマップ』シリーズは、ジャニーズアイドルたちの自宅住所に地図、洗濯物が干してある家の外観写真など、今では考えられないほどの個人情報がギッシリ詰まった充実の1冊。裁判での怒りを糧に作られただけあって、その気合の入りようは圧巻です。『ジャニーズおっかけマップ』シリーズは、ほぼ数ヶ月~半年に1冊のペースで刊行されましたが、ここでも松岡さんをカッとさせる出来事が。

「『ジャニーズ・ゴールド・マップ』という本を出すよ! という予告したのね。そしたら、たちまちジャニーズ事務所から、出版差し止めが申し立てられて、結局未刊となった。出来上がってもなく、ゲラもないのに差し止めって、何よ(笑)」

 こうして、この先も鹿砦社VSジャニーズの泥仕合は数年に渡ることに。ジャニーズ帝国に喧嘩を売り続けた松岡さんの伝説は、まだまだ続きます。
(朝井麻由美)

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松岡利康(まつおか・としやす)
1951年9月25日生まれ、熊本県出身。同志社大学文学部卒業後、貿易関係の仕事に従事。サラリーマン生活を経て、83年にエスエル出版会を設立、88年に一時期経営危機に陥っていた鹿砦社を友好的買収、同社社長に就任。05年にパチスロメーカー大手のアルゼ(現ユニバーサルエンターテインメント)を取り上げた『アルゼ王国はスキャンダルの総合商社』、球団スカウトの死に迫った『阪神タイガースの闇』などの出版物について、名誉毀損で神戸地検に逮捕、起訴され、有罪判決を受ける。現在、鹿砦社の月刊誌「紙の爆弾」の定期購読を申し込むと、松岡社長をモチーフにした「松岡くん」の携帯ストラップ(画面拭き兼用)、パズル付き定規、トートバッグ、エコバッグの4点をプレゼントされます。詳細はこちら


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