[女性誌速攻レビュー]「婦人公論」7月7日号

「婦人公論」が石原真理といっしょに玉置浩二潰しにかかった!?

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「婦人公論」7月7日号(中央公論新社)

 今号「婦人公論」は、表紙とロングインタビューに矢田亜希子が登場です。夫(当時)の浮気と逮捕という二重の衝撃を乗り越え、離婚してシングルマザーとなった彼女。写真の彼女からは、どこか悟ったような、これまでの”元ヤン女優”という安っぽいイメージとは一線を画すような、そんな深みがあるようなないような、ないようなないような、そんな気がします。では行ってみましょう!

<トピックス>
◎特集 家族をうつから救え!
◎矢田亜希子「黙っていては一歩も前に進めない」
◎石原真理「あの出会いの前の自分に戻って新たなスタートを切る」

■久々に「夫を支えて行こう」という気になれます

 矢田亜希子インタビューに行く前に、まずは特集「家族をうつから救え!」。いつもはどちらかというと”夫は邪魔モノ”的な扱いの「婦人公論」ですが、今回は久々に家族愛を感じる特集でした。うつ病とはどんな病気か、どう対処したらいいか、子どものうつはどんなものか、などが分かりやすく書かれています(文字多め)。全国の病院リストもあり実用的でもあります。うつ病は日本人の6~7人に1人が生涯に一度は発症するそうなので、「私には関係ない」と思っている人も読んでみてはいかがでしょうか。というわけで、真面目でいい特集なのでツッコミはナシ。

■矢田ちゃん、母親になれたのは夫がいたからだよ……

 うつ病特集のあとに矢田亜希子インタビューって……ヘビーですよ、今号の「婦人公論」は。やはり、惚れて惚れて周りの反対を押し切ってまで結婚した男が、ああいうブザマな形で逮捕され、しかも女性が一人亡くなって、その上でこうしてメディアに姿をさらさねばならないって相当辛いことだと思うんですよね。ええ、辛いことだとは承知しておりますよ。だけど……聞きたいっす、押尾の話! と、おのれの下衆な心をあらわにしながら、読んでみました。

 ところが、語られているのは「つらい時期」に支えてくれた事務所スタッフや家族への感謝の気持ちだけ。あとは子育ての話に終始。どうやら押尾の話題は、3月に行われたスポーツ紙のインタビューでおしまいらしいです。事務所の御用新聞ではなく、男と女のドロドロを得意とする「婦人公論」だからこそ語れる話をしてほしかったですね。

「私も31歳になって、若い頃より少しは物事が見えてきていると思います。母親になれたことで自分自身も変わりました。今の私だから出せるもの、身の丈に合ったものなら、どんな役でも取り組んでいきたいという姿勢でいます」

 と語っていますが、他の女優にはなくて矢田ちゃんにあるもの、それは女優としてのキャリアでないのはもちろん、年齢や出産経験でもありません。そこのところをもっと生かしてほしいなー。結婚前の矢田ちゃんは、明らかにヤンキー魂が透けて見えるのに、無理やりコンサバな服を着せられて清楚系で売り出されていました。今回の復帰も、売り手の作りたい矢田亜希子と受け手の求める矢田亜希子に大きなギャップがあるような気がしてなりません。

■石原真理よりアブない、暴走するインタビュアー

 出し惜しみしている矢田亜希子に対して、相変わらずぶっちゃけすぎなのが石原真理です。80年代からタイムマシンに乗ってやってきたみたいな若々しさと太眉で、玉置浩二について語っています。挙式のため訪れたギリシャで玉置が急にいなくなったり、韓国では置き去りにされたり……。DVがあったことも匂わせています。

 まあ、内容もアレなんですが、もっとプッツンしてるのがインタビュアー。「玉置浩二=悪者」という印象操作がアリアリ。たとえば、玉置が酒を飲んで石原に絡んだというエピソードが語られたあとの言葉。

インタビュアー なんだかアルコール依存症みたいですね。病気みたい……。
石原 そうなのでしょうか。

 石原の一方的な証言だけで他人を「病気みたい」と言い放っています。また、玉置の音楽活動を石原が止めたと報道されたことについて「なんだか情報が操作されているみたい」と、石原ではなくインタビュアーが感想を語っています。さらに、玉置との復縁はないという石原に対して「もう、尽くすのはやめたほうがいいです(笑)」とアドバイスもしています。他にも石原サイドに立った記述が随所に見られ、「玉置浩二は女の敵」といわんばかり(実際そうなのかもしれませんが)。当事者である石原真理が恨みつらみを語るのはともかく、いちインタビュアーが”対談”でもないのにここまで言うのは、やり過ぎです。もしかして中央公論新社で石原真理の暴露本出版を予定しているのかな、なんて勘ぐりたくなります。にしてもヒドい。

 今号は他にも倉田真由美「ヤワラちゃん、心ないバッシングに負けないで」やV6坂本昌行「遠回りをしてきたから、今、僕は頑張れる」など興味深いインタビューが目白押しでした。それだけに、矢田亜希子の思い切りの悪さと石原真理の聞き手のひどさにはガッカリしました。「婦人公論」には、女の心理に鋭く切り込む”良質な”インタビューを期待します!
(亀井百合子)

「婦人公論」

「VERY」で言うところの、ヤンサバってヤツですよ

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