今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

「間違った女らしさ」を押しつけられる悲しさよ……

yamadassinjuku.jpg
エレベーターもピンクでした

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎入れるなっつうの!
 新宿にオープンしたヤマダ電機。ウリは「女性が行きやすい電気店」だと。地下二階に設けられたレディースフロアには、コスメや美容機器がギッシリ。もちろんデコ携帯作ってくれるコーナーも。キラッキラキラッキラしとる。壁もまっピンク。こういう「女性のための」って枕詞がつくモンって、何か安直で下世話で悪趣味だよなあ。私も一応女なわけだが、これに「わあい」ってなる女の一人にカウントするのは頼むからやめて、といつも思う。

◎決して動じない女
 あと、日テレの夕方のニュース番組『news every.』な。ピンクピンクなタイトルデザインとスタジオセット。CM明けのジングルは、私たち女性同志、みんなせーので「えぶりぃー!!」か。あーあ。これ見て「んま、私たち女性のための番組なのね」って見るヤツに、だからカウントされたくないっての。陣内貴美子はこの世界観に全身全霊ノリノリで染まっているようだが、注目の丸岡いずみは、やっぱりというか当然というか無反応。しーん。これからもこっち側の代表として、丸岡イズムを貫いて欲しい。

◎こちらは完璧な女
 そして宇宙飛行士・山崎直子さん。んー。「ママさん飛行士、宇宙へ」って言われたら、もうある意味誰もぐうの音も出ない。「女性」「母」そして「宇宙飛行士という任務」。すべて素晴らしいことなんだけれども。そこに付け込んでのやりたい放題はいかがなものか。別に付け込んでるつもりはないんだろうけどさ。お目覚めのメロディ、松田聖子の「瑠璃色の地球」とかさ、家族の苦労も団欒も逐一カメラの前で行われてるとかさ。「旦那・無職」のいいわけの長さとかさ。帰還を受けての両親の会見「天からの贈り物。洋々と胸を張って帰って欲しい(父)」「今まで血のにじむような努力をしてきましたから(母)」って発言もさあ。今まで「宇宙飛行士の両親の会見」なんてあったっけ。んー。
 マスコミ寄ってたかっての美談仕立てと、本人たちの「その気」。その根底の「女性礼賛」が気持ち悪い。とりあえず女は持ち上げとけば間違いない、という、こうした「ビバ女性」一辺倒と、「だから女はダメなんだ」って理論は、出所をただしてくと結局同じ気がするのだが。……もっと普通にできないもんか。

mishuran.jpg

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。

【バックナンバー】
オスカーノミネート女優にも菓子パン! 『とくダネ!』から見たテレビの本質
「百恵と友和の息子」に振りかかる、 CMという名の災い
ドラマに限界を感じたジャニーズが開いた、新たな開拓地とは?

今、あなたにオススメ



サイゾーウーマンのSNS

  • 「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

関連リンク

アクセスランキング

  1. 工藤静香インスタで“におわせ”?
  2. 狩野英孝、淫行報道で引退の危機
  3. 狩野英孝事務所、無慈悲な対応
  4. 紀香の書き初めにネットユーザー失笑
  5. 狩野英孝「圧力一切ナシ」の裏側
  6. 番宣出演でタトゥー発覚の木村拓哉から、透けて見える“状況”
  7. 『東京タラレバ娘』はミスキャスト?
  8. 新春ジャニオタ放談
  9. 狩野英孝、「最悪逮捕も」?
  10. 葵つかさ「松潤の相手」表記にクレーム
  11. セカオワ・Saoriの面倒くささとは?
  12. 『カルテット』視聴率左右するシーン
  13. 不倫の証拠はホテルで価値が違う?
  14. “もう終わった”イケメン俳優3人
  15. 婚約中の浮気も不倫と同じ?
  16. 富裕層幼稚園は、ファッションも仕事のうち
  17. 『カウコン』意外な舞台裏
  18. 『べっぴんさん』紀夫人気が暴落?
  19. 工藤静香がインスタ開始で夫婦アピール?
  20. 香取、今の財布は「木村からもらったもの」?

ジャニーズの人気記事

  1. 新春ジャニオタ放談
  2. 葵つかさ「松潤の相手」表記にクレーム
  3. 『カウコン』意外な舞台裏
  4. 香取、今の財布は「木村からもらったもの」?
  5. SMAP・中居が熱愛報道に渋い顔

カルチャーの人気記事

  1. 恋愛に浮かれられない「GINGER」のサガ
  2. 「捨てられる妻」の典型とは?
  3. 逮捕された元警部が語る覚せい剤と刑務所
  4. 性暴力に遭った女性は繰り返し遭う
  5. 「婦人公論」で小保方連載スタート

海外ゴシップの人気記事

  1. C・ブラウン、『DB』の痛車でデートへ
  2. トランプ就任式はしょぼくてもOK!
  3. ケイティ、年末年始に日本を堪能
  4. マライアが“バツ2”自虐ギャグでノリノリ
  5. リアーナ、J. Loをアンフォロー