読者の共感は得られず!

「AneCan」の”倒産→再就職コーデ”に読者の呆れた声が続出!

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「AneCan」10年5月号

 4月7日発売の女性誌「AneCan」(小学館)を巡って、ネット上でちょっとした騒ぎになっている。事の発端は、個人のツイッターにアップされた、「AneCan」の表紙画像。そこに書かれた、「目指せ! 働くコンサバNo.1 まさかの倒産→再就職へ! お仕事探しの1か月半コーディネート」という、企画名に読者が反応。多くの人がリーツイートを繰り返し、「不景気だからって、ここまでするか?」「神展開!」「次はフリーターコーデ6カ月とか?」など、シビアな状況である「倒産」を着まわし設定として取り上げた同誌の企画に、呆れた声が多く上がっている。

 実際に、誌面を見てみると、リードに

「不況の波は、もえOLにも!? 新卒じゃないし、リクルートスーツを着て面接に行くわけにもいかないし…何やら波乱万丈な春になりそう!」

 と「再就職に際し、面接などで何を着て行くか」をフィーチャーした内容のようだ。ただ、”もえOL”を演じている、押切もえが口に手を当てて、ハの字眉毛で「困ったちゃん顔」をしているのが、余計に読者の怒りに油を注いでいるようで、「こんなミニスカートで、『困っちゃった、えへ』って顔をされても……」という声も。

 にわかにストーリー仕立てになっているこの企画を追ってみると、「欧米のアウトドア用品会社の日本法人に勤める28歳」のもえが、突如「日本法人は営業停止になります」とメールで告知されることから始まる。その後、学生のときから付き合っている彼にプロポーズされたり、前職での取引相手だった「おじさん」から「うちに来ないか?」と誘われるものの、どちらもなぜか断るという不可解なストーリー。

 その後、「岡本太郎さんや筆談ホステスさんの名言を知ったら『この波乱も楽しい試練』って思えてきた~★」と悟りを開いたり、ボクシングを習ったり、気分転換しながらも、希望の会社に再就職し、ハッピーエンドを迎える。

 コラムページでは、大手転職サイト「リクナビNEXT」編集長に基本的な転職の流れを解説してもらっているが、ファッションページとの温度の差は明らか。肝心の再就職ファッションは、全47パターンのコーディネート中、わずか6パターンにとどまっている。水玉のシフォンブラウスや華やかなツイードのスーツを着て行くか、ストライプのジャケット・パンツをベースにした典型的な就職時スタイルなので、あえて「再就職コーディネート」と掲げない方が良かったのでは、と思わせる内容だ。

 「花屋から歌手へのシンデレラストーリー」「お受験の面接」「元夫とデート」など、今までも多くの女性誌が独特のファッションコーディネートを紹介してきた。厳しい現実から目をそらし、ファッションに昇華することが求められる女性誌の宿命だが、今回の「AneCan」はあまりに”飛んで”しまい、読者の共感が得られなかったようだ。

「AneCan」

顔の変化には触れなくていいの?

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