活動停止発表以外にも問題が!? 東方神起を巡るエイベックスの対応

2010/04/07 08:00
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もうこんな写真は見られなくなるの?

 「CM契約が終わる時期に彼らは終わる」――数カ月前、音楽関係者で飛び交っていた噂がついに現実となった。3日、韓国の5人組アイドルグループ・東方神起の「無期限活動休止」が、日本での所属事務所・エイベックスから発表された。

 既報の通り、そもそもの発端は、ジェジュン・ユチョン・ジュンスの3人のメンバーが、韓国の所属事務所「SMエンターテインメント」に専属契約無効を求める仮処分を申請したこと。これを受けて、ソウル中央地裁が契約の効力を一部停止、独自の音楽活動を認める決定を下した。現在も係争中だが、この判決によってメンバー間の間に深い溝ができ、年始の『CDTVスペシャル』(TBS系)を最後に、5人が観客の前でそろうことはなかった。

「実際に年末の時点で、活動停止は決まっていたと思いますよ。だからこそ、今年2月にベストアルバムを出したんです。売れるうちに売っておこうという、エイベックスの魂胆ですよ」(スポーツ紙記者)

 さらに、今回の騒動に際し、エイベックス側から異例の報道規制があった、と記者は声をひそめる。

「『無期限活動休止』なんて言ってますけど、事実上の解散ですよ。だけど『解散』と書くな、というお達しがあったようです。テレビの放送に関しては、これまでどんな映像でも許可されていましたけど、今回に限っては『動画は一切使用禁止』ですからね。都合が悪くなると規制をかけるという、芸能界らしいやり方ですけど」(前出記者)

 報道規制とは別のところで、問題になっているのが、公式ファンクラブは存続させるという発表だ。

「活動休止の発表後、彼らの公式ファンクラブ『Bigeast(ビギスト)』の新規入会は停止されていますが、『ファンクラブは残してほしい、というファンの声に応える』というスタンスで、存続を発表。聞こえはいいですが、活動再開をちらつかせて、会費を徴収するわけです。もし解散が既定路線であるならば、ファンをだますことになる。詐欺ですよ」(レコードメーカープロモーター)

 関係者によれば、ファンクラブについても4月末をメドに解散するかを発表することになっているという。数カ月前から”ほぼ”確定していたという、活動休止。それならば、活動休止後の対応などは事前に準備することができただろう。一方的な報道規制やファンクラブの取り扱いなどは、一部上場企業であるエイベックスらしからぬ愚策だったと言えよう。

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最終更新:2010/04/07 08:00
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