[ジャニーズ最新言行録]

感動秘話! 松岡昌宏、故・藤田まこととの”必殺の誓い”を語る

2010/03/25 08:00
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マボと藤田さんのちょっとイイ話

 2月17日、76歳でこの世を去った名優・藤田まこと。『必殺仕事人』シリーズ(テレビ朝日系)で共演した少年隊・東山紀之も「もっとお会いして、もっとお話を伺い、もっと勉強させていただきたかった。大きな目標となる方との突然のお別れに途方に暮れております」とコメントし、突然の訃報に戸惑いを隠しきれないようすだった。

 そんななか、同じ『必殺』シリーズで共演したTOKIO松岡昌宏が自身のラジオ『TOKIOナイトクラブ』(ニッポン放送)で藤田との思い出を語った。

 藤田は、当初コメディアンとして芸能界入りし、その後不遇の時代を経て必殺シリーズ第2弾の『必殺仕置人』で中村主水役に抜擢され好評を博した。そこまでのキャラクターを確立するまでには並々ならぬ苦労があったようだ。

「時代がガタガタ流れてる中で、撮影とか、自分のキャラ作りとか、とても大変だったと思うんですよね。必殺シリーズが始まってからも、(コメディアン)っていうのがついてたそうです。何年間かは『藤田まこと(コメディアン)』。それが取れた時に『あぁ、俺は役者になったんやなと初めて思ったよ』って話も聞かせてもらいました」

 そんな裏話をふまえて必殺シリーズを見直し、一層存在の大きさを実感したという松岡。「自分の歴史を作っていくというタイミングと、もちろん実力もそうなんでしょうけど、道を間違えない眼がシビアにおありだったんだな」と感じたという。

 また、松岡が初参加したのはスペシャル版の『必殺仕事人2007』からだが、「前作から10何年ぶりに復活させたということで、すごく藤田さんも喜んで」いたという。さらに、その2年後には『必殺仕事人2009』が2クールの連続ドラマとして放映。その打ち上げの席でのエピソードも披露してくれた。

「(藤田さんに)『松岡くん 松岡くん』って言われて、僕、ふだん『親分』と呼んでたんですけど、『親分、どうしたんすか?』って言ったら『いや、あのー必殺、頼むよ』ってひとこと、言われまして。『え? な、なに、どうしたんですか?』『いやいや、2クールできるとは思わなかったからね、すごくうれしいしね。やっぱりこういう新しい流れで必殺を復活させたことはうれしいから、絶対この必殺を絶やさないでね』っていう風に言われて。『あ、分かりました!』って。『僕が言えるかどうか分かりませんが、分かりました』って」

「僕らができることというのは、きっとその藤田さんがおっしゃってた必殺というものを、いつまでもいつまでも、きっと僕らが次の誰かに『頼むね、必殺』って言えるようになれるまでできたらいいなということを思いながら、一歩一歩、精進して前進していきたいなと思ってます」
 
 その藤田の思いを受け継ぐように、20日には『必殺仕事人2010(仮)』の制作が進行していることが発表された。放送日は未定だが、すでに3月中旬から撮影は始まっているとのこと。この企画は『必殺仕事人2009』の放送後に持ち上がり、当時は藤田も出演するつもりでトレーニングに励んでいたという。今も藤田の名前が出演者としてクレジットされていることから、過去の映像というかたちで登場する見込みだ。多くのファンに愛されてきた「必殺仕事人」のバトンを、重く、まっすぐに受け止めた松岡。新しい「必殺〜」シリーズの誕生を、藤田も楽しみにしていることだろう。

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マボの頑張りを目撃あれ!

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最終更新:2012/07/31 23:08

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