[女性誌速攻レビュー]「プレジデント  Family」5月号

“いじめの芽”が垣間見られたような……「プレジデント  Family」のノート特集

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「プレジデント Family」/プレジデント社

 「子供を元気にする。親も元気になる。家族で読むファミリーマガジン」を掲げ、子供の教育を軸に、家族の健康・家計・夫婦関係など幅広くを取り上げる「プレジデント Family」。「我が子を東大に入れれば、家族全員が幸せになれる!」という”根拠はないけれど、とにかくすごい自信”に、今月も飲み込まれてみたいと思います。トピックスはこちら。

<トピックス>
◎「灘ノート」vs「開成ノート」大解剖!
◎2010年 難関中学に合格した親子の顔
◎子供に自分で問題解決させる法

■ノートの神様・高島くんを誰か助けて!

 大特集の『「灘ノート」vs「開成ノート」大解剖!』では、関西の名門中学「灘中学」と、東京の「開成中学」の生徒から小学校時代のノートを1,000冊提供してもらい、その中身を徹底的に分析。「先生の板書通り色分けする」「図は大き過ぎるぐらいに描く」「テーマごとにブロック分けする」など、ノートの取り方の解説が、単調に20ページ以上続きます。極めて実践的な内容ですので、名門中学の受験を控える小学生は、確実に身になるでしょう。一方、ノートとは無縁の大人が読んだ場合、一瞬「あの頃に戻って、キレイなノートが書きたいなあ」という思いはよぎりますが、読み続けるには少々辛い特集ではあります。

 そんなひたすら続くノート特集の中で、思わず胸が熱くなってしまった記事が、『灘中の学年トップ「行列のできるノート」は芸術品』。灘中で「ノートの神様」と呼ばれている高島崚輔くんと、そのクラスメートたちによる座談会です。このような記事が実現するのも、きっと雑誌と中学の広報担当が密なゆえでしょう。それを思うと、学校のブランド力を上げるための広報誌的役割りが高い媒体だといえます。

 さて、座談会の序盤では、クラスメートたちが「高島のノートはどれも参考書みたいにきれいや。とくに幾何のノートは、図形も正確やし、芸術品の域やな」「先生が猛スピードで板書するのに、よくこんな丁寧に書けるな」などと絶賛。それを受けた高島くんも「実はきれいに見えるのには秘密があってな。罫線にドット(点)が付いてるノートを使ってるからなんや」などと得意気です。

 しかし話が進むにつれ、「テスト前は写させてもらってる。とくに公民はすごい。最近はほかの友達の予約も増えてるし」「解説ばっちりの教科書ガイドみたいやな。いつも助かってるわ!」「ぼくはテスト前は、本当に高島のノートが頼りなんや」と、高島くんが日頃からノート目当てのクラスメートたちにたかられている事実が露呈。さらに、「きっかけは、塾で欠席者用にノートをコピーさせてやる役目を負ってからかな。”あとで誰が見ても、ぱっと見てわかるように書こう”という意識が芽生えたんや」と見返りを求めない奉仕精神を語った高島くんに対し、「そんな意識、ふつうないやろ(笑)」とツッコむ心無いクラスメートたち……。

 さらに座談会の後半、今度はクラスメートそれぞれが自身のノートの取り方について話し始めますが、「全く算数のノートを取らんかったわ」「簡単や。どんな図形も、描く前に、だいたいの見当をつければええだけやし。(フリーハンドで)早く書けるし、ドットノートもいらん」「国語も全然(ノート)取らなかったなあ」と好き勝手に発言。その結果、「わかった! 天才タイプは、ノートを取らないでも、聞いてすぐ理解できる。でも、ぼくは天才タイプじゃないから、ノートをひたすら取ってるんや」と、高島くん自ら自虐的な結論を出してしまいました……。誰よりも努力している高島くんが、どうか報われますように。もしくは真性のマゾヒストでありますように。

■合格者スナップは、読者の心を写す鏡

 毎年恒例の特集「2010年 難関中学に合格した親子の顔」では、有名中学の各合格発表会場で喜ぶ家族のスナップが、数ページに渡りひたすら並んでいます。言うなれば、この人たちが「プレジデント Famiry」のリアル読者なわけです。こちらは記事そのものよりも、この特集を見た読者たちそれぞれに沸き起こる感情がとても気になります。「いつかここに出たい!」と意気込む親もいるでしょう。「こんなバカそうな子が受かってるんだから、ウチの子だって!」と思う親もいるでしょう。このページは、読者の心を映し出す鏡なのかもしれません。

■雅子さまにぜひお読みいただきたい

 読み物特集「子供に自分で問題解決させる法」では、子供の問題に親が介入し過ぎないようにするための考え方などを指南。これは愛子さまの不登校問題をお抱え中の、雅子さまにぜひお読みいただきたい記事です。宮内庁の方が、サイゾーウーマンを見ている気がちっともしませんが、もしご覧でしたら、早速「プレジデント Family」の購読をご検討ください。

 今月の「プレジデント Family」は、メインターゲットしか寄せ付けないマニアックな印象があり、故に「一見さんお断り」の格式の高さを感じました。早くその高みに追いつけるよう、来月号もしっかり購入させて頂きます。
(林タモツ)

『プレジデント Family 』

ギャグじゃないんだよね?

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