[女性誌速攻レビュー]「日経ウーマン」4月号

働く女性の理想形は矢口真里!? 「日経ウーマン」が伝授する人付き合い術

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「日経ウーマン」4月号/日経BP社

 働く女性の為のライフスタイルマガジン「日経ウーマン」。前号は、読者アンケートを軸にした紙面作りに終始。しかもそのアンケート結果が、あまりにもリアルで華々しさとは縁遠い内容だった為、読んだ後にどんより……。今月はそうならないよう心から願います。さて、4月号は2003年にテレビドラマ『美少女戦士セーラームーン』のセーラーマーズ役で女優デビューした北川景子さん。わざわざ前の所属事務所時代のお仕事をほじくり返してみたところで、今月のトピックスを見てみましょう。

<トピックス>
◎出会う力&つなげる技術
◎夢をかなえる最強の勉強法!
◎働く女性の節約ライフまるっと公開!

■4月号は”稼ぎ時号”!

 4月号の「日経ウーマン」は本の重さが違います。いつも140ページ程度ですが、今月号は196ページ。突然何が起こったかと思えば、誌面は広告とタイアップ記事のA・RA・SHI!! ビジネススクールや、スーツのショッピングサイトなど、新生活を意識した広告が盛りだくさん。4月号が本誌にとって1年で一番の稼ぎ時なのが、これみよがしにうかがえます。しかし、あまりの広告ページの多さに押され、編集部が純粋に作成したページがかなり少な目なので、「日経ウーマン」イズムは感じづらい号と言えるでしょう。

いるいる、犬の写真見せてくる奴

 大特集は「出会う力&つなげる技術!」。33ページにも渡り、「仕事編」「プライベート編」に分け、”毎日が楽しくなる人間関係の作り方”をレクチャーしています。さすがに33ページもあると、同じようなことがたびたび出てくるので、「さっき聞いたよ……」と間延び感は否めませんが、対人スキルは万人に重要なことなので、得るべき情報は見つかることでしょう。

 まず「仕事編」では、ビジネスメールの書き方や、第一印象を良くする方法などを伝授。ビジネスウーマンとして帯を正すにはいい機会になりそうな記事です。そして、「憧れワーキングウーマンたちの出会い&つなぎ力拝見」では、キャリアウーマン6名に、人付き合いのコツなどを取材。例えば、「人と人を結び付けるのが好き」というコミュニケーションディレクター・森本千絵さんの場合、このインタビュー中にも、取材陣の冷めたお茶をすかさず変えるなどの気配りがあったのだとか。見習いたいものです。一方、作家の川原れんさんは、「つながりアイテム」として「愛犬の写真」を挙げ、「雑談をするときに『飼っているんです』と見せます」とのこと。いるいる、こういう人。全員が犬に興味あると思うなよ!……すみません、取り乱しました。

■矢口真里の好感度は”形容詞”でできていた!

 引き続き、大特集内「プライベート編」では、「人の印象は出会って2分で決まる」「印象に残るのは、ちょっとした”抜け感”がある人」などといった興味深い内容から、「男性が相手の場合は、自炊しているなど家庭的な話題を入れます」といった女のしたたかな部分など、ビジネス編とは違った目線で紹介。その中でも特に気になったのがこちら。

・会話に形容詞を差し挟むと”女性らしい印象”が一気にアップします。男性に好印象を与えたいときは、相づちに、”うれしい!””せつないですね”などと形容詞を挟んでみて。

 これはまさしく矢口真里! どんな話にも興味ありげに食い気味で口を挟むけど、実は形容詞しか言っていないという、アレ。好感度が高く、バラエティーで重宝される理由はここにあったのですね。そして、別の意味で芸能人が頭に浮かんでしまったこんな記事も……。

・知ったかぶりは好印象には逆効果。全体の3分の1くらいは「知らなかった!」「それって本当ですか?」などと軽くトボケたほうが、話が盛り上がって(後略)

 品川庄司の品川に「『日経ウーマン』4月号読んで! 早く!」って伝えたい衝動にかられました。きっと、何に関しても偉そうに語る機会も減るはず。そしたらまた以前のように、バラエティーに引っ張りだこの日が来るかも♪(やったね!)

■本の転売を紹介する「日経ウーマン」

 第2特集は「働く女性の節約ライフまるっと公開!」。節約生活を送る「せつやクイーン」なる読者4名に、100円ショップの活用法や、家計簿の付け方などを学びます。しかし同じ出版業を営む者として無視できない記事を発見。

・読み終わった雑誌はネットオークションに。雑誌はなるべく発売日に買い、1~2日で隅々まで読んで、ネットオークションに出品。発売日に近いほど高値が付くので(後略)

 こういう方がいらっしゃるから、出版不況に拍車がかかるのです。いくら4月号に広告費がわんさか入るからって、この記事黙認していいんですか? もう!

 今月号は広告タイアップ記事が多かったせいか、前号と違ってどんよりせずに済みました♪ しかし反面で、いつもの現実的で重い感じが恋しく感じてしまったのも事実。もしかしたら、自分でも気付かぬうちに「日経ウーマン」の虜になっているのかもしれません。ちなみに次号の大特集は”貯蓄”。働く女性の生々しいお金の話が飛び交うことを期待します。
(林タモツ)

『日経 WOMAN ( ウーマン )』 2010年 04月号

そんなこと言ってると、売られちゃうよ~

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