今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

“真央ちゃん”ムーブメント欠如でも、冬季五輪が盛りがる秘策

2010/01/22 17:00
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浅田真央公式写真集 「MAO」/徳間書店

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎元祖は岩崎恭子
 代表選手の結団式も執り行われ、いよいよ間近に迫って来た冬季五輪。本来なら、もっと「真央ちゃん真央ちゃん」ムーブメントになっていたはずだが、何となく世の中のトーンは全体的に沈静気味。金メダルが「確約」でなくなってしまったことが、こんなにも人々のテンションを下げようとは。代わりにスピードスケートの女子中学生に心変わりしつつある。「中学生がオリンピック出場」なら、勝とうが負けようが「感動」が確約されてるもんなあ。惜しむらくは全身タイツみたいなあのウエアだ。フィギュアみたいに露出度高かったら、更なる人気アップが望めたのに。勝っても負けても関係ないなら、いっそのこと一人だけピラピラしたの着てみちゃどうか。

◎奇跡の帰還
 TOSHIが帰って来た! 金を巻き上げられ、妻も寝取られ、「長年騙されてた」そうな。日本中からの「だから言ったろ」のツッコミが聞こえてきそうであった。飯星景子の時もそうだったが、変な宗教やセミナーにカブれていたタレントが、間違いを認めてこちらの世界へ帰ってくる姿というのは、見ていて妙な爽快感がある。憑き物が落ちるというのは、たとえ他人事でもスッキリする、ということか。何はともあれ全快おめでとうございます。

◎残るは……
 そして未だに取り憑かれっぱなしの貴乃花親方。いつか帰ってくる日は来るのか。もし来るとしたら、他の物件より爽快感がデカそうだ。

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今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。

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