視聴率とともに質も低下

09年ジャニーズ出演ドラマ、視聴率キングはあの人!

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「どうですか? ジャニーズドラマの感想は?」

 連続ドラマの人気不振が囁かれる中、良くも悪くも話題作の多かった09年。08年『篤姫』に続き、今年もNHK大河ドラマ『天地人』(平均視聴率 21.2%)が全ドラマの平均視聴率1位を記録したが、サイゾーウーマンとしてはやはりジャニーズをチェックせずにはいられないわけで……。今回は”ジャニタレ出演ドラマ”というカテゴリに着目して、09年の連ドラを振り返ってみたいと思う。

 昨年度のジャニタレ出演ドラマで、他を大きく引き離して平均視聴率1位に輝いたのは、木村拓哉主演の『MR.BRAIN』(TBS系)。「変人」の脳科学者が、その類まれなる才能を発揮して難事件を解決していく……というシチュエーションに、福山雅治主演ドラマ『ガリレオ』(フジテレビ系)のパクリ、との指摘もあったが、さすがはキ ムタク。共演者の水嶋ヒロや綾瀬はるかの力も借りて”それなりに”独自の世界を確立。

 含みを持たせた最終回に、続編や映画化を望む声も多かったが、キムタク本人はいま、映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』に入れこんでおり、しばらくは可能性が薄そう。元日早々、1日で1億円の宣伝費を投入し、10年を”ヤマトイヤー”にしたいという狙いは果たしてどこまで達成されるのか。こちらも期待が高まるところだ。

 続く2位は、全裸騒動直後の草なぎ剛が主演したドラマ『任侠ヘルパー』(フジテレビ系)。逮捕、謹慎により一時は放送さえ危ぶまれたこのドラマも、わずか1カ月でスピード復帰した草なぎが各誌のインタビューで「今は人に支えられる喜びを感じている。そんなあたたかさが感じられる、このドラマも見て!」と謝罪を絡めた手法で巧みなPRを展開。世間の野次馬根性も相まって、そこそこの視聴率を得ることができたよう。冷酷な暴力団組員が、老人介護施設で介護ヘルパーとして働く……という非現実な設定だけにイロモノイメージも強かったが、そんな中で草なぎの演技力が高く評価され、彼の復帰に力を貸した作品ともなった。

 3位は、若手俳優として、いまもっとも注目を集めているジャニーズJr.生田斗真が出演した月9ドラマ『ヴォイス~命なき者の声~』(フジテレビ系)がランクイン。残念ながら主演作ではないが、2番手として月9ドラマをバランスよくまとめた力量は、一定の評価に値するだろう。

 続く4位は、NEWS山下智久主演の月9『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~』(フジテレビ系)。全体の数字としてはそれほどでもないが、ドラマを支えるF1層(20~34歳の女性)から圧倒的な支持を集めていたというこの作品。従来の月9にありがちな「すれ違いや裏切りの末に、ふたりが結ばれる」ベタベタな展開が功を奏したのか? 放送終了後、山下とヒロインを演じた北川景子との熱愛が発覚する、という”オマケ”もついて話題を集めた。

 以降は、似たりよったりの数字が並ぶわけだが、伝説に残る「駄作」が多数登場したのも09年の特徴。KAT-TUN亀梨和也に”低視聴率王子”というありがたくない称号を与えるきっかけとなったドラマ『神の雫』(日本テレビ系)や、ジャニー社長のゴリ押しだけで突っ走り、ものの見事に大コケとなった中山優馬主演『恋して悪魔~ヴァンパイア☆ボーイ~』(フジテレビ系)は、それぞれ平均視聴率6%台というジャニドラマにはあってはならない数字を記録。天下のSMAP中居正広主演ドラマ『婚カツ!』も残念なことに月9史上最低視聴率を更新し、「おっさんに月9は厳しい」ことを証明してしまった。

 さらに、キムタクの『MR.BRAIN』の後枠で華々しくスタートした、香取慎吾主演の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(TBS系)は、「長年続くシリーズものにしたい」と息巻いていた局側のコメントが気恥ずかしくなるほど見事に撃沈。ファンの多い人気マンガの実写化がいかに難しいかということを改めて感じてほしいところ だが、性懲りもなく1月クールでは、人気少女マンガが原作となる亀梨主演、Jr.の内博貴、NEWS手越祐也出演の『ヤマトナデシコ七変化』(TBS系)、モーニング連載の法律マンガの実写化となる、嵐・櫻井翔主演『特上カバチ!!』(TBS系)の放送が決定。

 さらに、前作が高視聴率だったことで調子に乗って月9として再登場する、山下智 久主演『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命-2nd season』(フジテレビ系)や、SPドラマで9.1%と低視聴率だったにも関わらず、ナゼか連ドラ化が実現したHey!Say!JUMP山田涼介主演、関ジャニ∞横山裕出演の『左目探偵EYE』(日本テレビ系)、ちょっとマニアックだが、今や橋田壽賀子ファミリーの一員でもあるJr.長谷川純が脇役で出演する『泣かないと決めた日』(フジテレビ系)など、1月クールもジャニタレドラマは目白押し。

 なんだかんだとツッコミつつも目が離せないのが、ジャニーズ出演ドラマ。2010年も様々な意味で話題を振りまいてほしいものだ。

■09年 ジャニタレ出演ドラマの平均視聴率ランキング
1位『MR.BRAIN』(TBS)20.5% 木村拓哉
2位『任侠ヘルパー』(フジ)15.0% 草なぎ剛、薮宏太
3位『ヴォイス~命なき者の声~』(フジ)14.6% 生田斗真
4位『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~』(フジ)14.4%山下智久
5位『ザ・クイズショウ』(日テレ)12.08% 櫻井翔、横山裕
6位『トライアングル』(フジ)12.4% 稲垣吾郎
7位『華麗なるスパイ』(日テレ)11.1% 長瀬智也
8位『歌のおにいさん』(テレ朝)10.76% 大野智
9位『婚カツ!』(フジ) 10.5% 中居正広、上田竜也
10位『スマイル』(TBS)10.11% 松本潤
11位『RESCUE~特別高度救助隊』(TBS) 9.77% 中丸雄一、増田貴久
12位『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(TBS)9.3% 香取慎吾
13位『マイガール』(テレ朝)8.82% 相葉雅紀
14位『帰ってこさせられた33分探偵』(フジ)8.6% 堂本剛
15位『オルトロスの犬』(TBS)8.34% 滝沢秀明、錦戸亮、八乙女光
16位『魔女裁判』(フジ)7.34% 生田斗真
17位『恋して悪魔~ヴァンパイア☆ボーイ~』(フジ)6.7% 中山優馬、近藤真彦
18位『神の雫』(日テレ)6.08% 亀梨和也

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