今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

押尾学が師走のお茶の間に与えた『やまとなでしこ』という喪失感

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ホクロ・松嶋を茶の間から奪わないで!

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎師走の風物詩といえば
 毎年、クリスマス前のこの時期の楽しみと言えば『やまとなでしこ』(フジテレビ系)の再放送。まだホクロがいっぱいあった、昔の松嶋菜々子が映るお茶の間は、師走の午後の風物詩だったのに。押尾学が出てるせいで(そして元妻の矢田亜希子も共演してるせいで)もう永遠に再放送の目はなくなってしまった。金出して借りるほどじゃあないけれど、再放送されれば必ず見る、ヤンワリしたお気に入りドラマの一つだったのに。私の楽しい師走の午後を返せ! モザイク入れるか他の人物(押尾学の役は塚本高史、矢田亜希子の役は相武紗希あたりか)で撮り直してCG処理して放映しろ! 『29歳のクリスマス』(フジテレビ系)だけじゃあ、師走の午後は物足りない。

◎胸筋がたまらないの
 モックンと室伏広治が、前々から「ゲイ界」で人気があるのは知っていた。特に室伏は、ヒゲの整え方なんか、どう見てもそのテの人たちにウケるのを承知した上での「サービス」に見えて仕方がなかった。そういった「サービス精神」においては、室伏の方が一歩リードしていると思っていたのだが、最近の「LEDアクオス」のCMのモックンはすごいな。いつの間にあんなにゲイ好みのガチムチ体型に? それより、あのワンサイズ小さなシャツ選び。ボタンまわりにシワが寄り、ムチっとした体のラインがいやが応にも強調される、あのスタイリング。普通なら「もうちょい大きめのシャツにしますか」で仕切り直しだろう。あれでOKとするセンスというのは、どう見ても好事家向けというか、「そのテの人々」へのサービスとしか思えないのだが。ずっと室伏のリードが続いていたが、ちょっと巻き返したぞ。今後もこのガチンコ勝負から目が離せない。

◎でも陣内はこのまま
 15日放送の『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)、「緊急スペシャル、今、陣内が危ない!」は面白かった。栄光の頂点からどん底に突き落とされ、もがき苦しむ陣内智則をオカズにした一時間。どん底から見事に復帰した先人として招かれた、有吉弘行の講義が見事であった。「本人も気づいてないですが、一発屋です」に始まり、「這い上がるには、ザマーミロという目に合って、世間に溜飲を下げてもらうしかない」とし、その方法として「5年仕事をしない」「またはドブスと結婚する」と提案。珠玉の名フレーズ連発に、さすがのひと言。今こういう形で人の痛いところ突かせたら、有吉の右に出る者はいないだろう。ドブスの具体例として挙げていた人物が「シャレにならない」ということで伏せられていたが、私はアレ内館牧子だと思うのだが、いかがか。
 しかし、「5年仕事をしない」には含蓄あったな。実際、彼自身も不遇の時代の7年間、まったく仕事がなく、ヒマでテレビばかり見ていたという。その澱のように積もり積もった暗澹を見つめる負のまなざしが、遅咲きの花として咲き誇る、今の彼の原動力であり、礎となったに違いない。有吉はお笑い界の松本清張か。

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今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。

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