[連載]亀井百合子の「オシャレな女に憧れて」

佐々木希主演映画『天使の恋』で泣くためのポイントを考えてみた

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『天使の恋』公式HP

 人気携帯小説を映画化し、今をときめくモデル・佐々木希が初主演したことで話題の映画『天使の恋』を見た。泣いた。本当に泣きました。そこで、この映画で泣いてみたいみなさんへ、泣くための4か条を考えてみました。

1、レイプ・援交・不治の病にツッコミ禁止!

 多くの方がひっかかっているのは「この映画は携帯小説が原作である」ということだと思う。でも、携帯小説って恥ずかしいことでもなんでもないんだよ。レイプ・援交・妊娠・不治の病。トラウマを持つヒロインが、愛と友情のうんちゃら。本作のストーリーもあなたの想像を裏切りません! つまり想像通り!! それでいい。「水戸黄門」と同じこと。こういうモンだからこういうモンなの。そこにツッコミを入れるのはナンセンス。

2、佐々木希のイメージビデオだと思って!

 物語のことを考えなくていい分、希ちゃんに集中できる。冒頭から背中のヌードに挑戦! 背中くらいこれまでも見せていたかもしれないけど、スクリーンを通して見ると「やけに脱ぎっぷりがいいな」と思えるから不思議。それにチンコの話なんかしちゃって「意外と体当たり演技してるな」と思わせるマジック。よく考えると体当たりでもなんでもないね。あっぱれ。

 「角度によってはコアラ顔だなあ」とか「O脚ひどいなあ」とか気になるところもあるけれど、中盤以降初々しい21歳の制服姿にハートは完全に持って行かれます。谷原章介に「キミ、やってること軽くストーカーだよ」といじられた希ちゃんの答え。「こんなかわいいストーカーがいますかいな!」。「~かいな」だって、ムラ萌えカワ死す~。そのあとラーメンをズルズルすすったり、「今エッチなこと考えたでしょう?」と谷原をつついたり、「ねーねー、襲っていい?」なんて迫ったり、直江兼続の「愛」の兜をかぶったり。イメージビデオとしては完璧といえるほど、怒濤の希ちゃんの魅力攻め。だんだん棒読みの台詞すら愛おしくなってくる。

3、恥ずかしがらず潜在オヤジ力を爆発させて!

 希ちゃんの魅力にハマったら、もうこの作品の虜。誰に感情移入して見ればいいかというと、恋のお相手・谷原章介である。希ちゃんにいつキスをするのか、どうやってエッチに持ち込むのか、そればかりが気になる。この映画は恥ずかしがらず、自分の潜在オヤジ力を思い切り開放して見るべし。もし希ちゃんにハマれなかったら、他にも小娘たちが出てくるので、自分が”援助”するならどの娘がいいかな~と選んでみるのも一興。

4、加賀美早紀の目力、”シワ”力に注目!

 で、結局どこで泣くんだろうとお思いの方、泣けるのは加賀美早紀である。彼女ひとりだけ、どう見ても女子高生には見えない。生活に疲れた熟女が紛れてるよう。目の下のシワには苦労のあとがクッキリ。それもそのはず、彼女は人知れず心に傷を抱えていたという設定だったのである。その傷の原因は、いかにも携帯小説らしい話なんだけれども、演じる人によっては説得力が出るんだなあ~と、加賀美早紀によって気付かされる。そして「映画」というなら最低限これくらいの演技力はほしいよなあ~と、希ちゃんモードに設定されていた頭が急に冷めるのであった。泣けるシーンであり興ざめのシーン……複雑。

 ということで、結論としてはなかなかいい作品でした(←強引)! 衣装もカワイイので、女友だちと見てファッションチェックするのも楽しそう。泣いてもバカにしないような文化的キャパの大きい友だちを選んで見に行きましょう。これ、鉄則。
(亀井百合子)

亀井百合子(かめい・ゆりこ)
1973年、東京都の隣の県生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスライターに。ファッション誌やカルチャー誌のライター、アパレルブランドのコピーライターとして活動中。

『佐々木希 Non (単行本(ソフトカバー))』

映画の安っぽさと存在の安さがベストマッチ

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