今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

「ダメ、ゼッタイ!」より効く、ノリピー夫の不可解なラクガキとは

2009/09/17 21:30
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恐ろしや~

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎ノリピー夫は、ビデオ教材としては上出来
DAIGO風革手袋に「PANK」とロゴの入った帽子で登場かあ。ま、公人じゃないわけだから、別にキチンとしたとこ見せなくてもいいわけなんだけど。その場だけ白シャツでも着て無難にやり過ごそう、という考えさえないところに、何か今までの彼の生き様がにじみ出てる気がした。にじみ出てるといえば、左眉の付近に、小さい「×」が3、4コ見受けられたのだがあれは何なんだろう。まさかあんなラクガキみたいな刺青はしないだろうし。油性ペンで書いたみたいにも見える。でもそしたら拘留中に消えるだろうし。ラリってるときに自分で彫っちゃったんだろうか。「こんなに恐ろしい薬の副作用」なんて話をこんこんとされるより、こういうワケわからん光景を目の当たりにするのが一番コワくて効果的。

◎特技は幽体離脱?
鳩山新首相はまばたきが少ない。異様に少ない。いつするかいつするかと思ってこっちもまばたきしないで見てると、たちまち目がドライアップしてしまう。特に、公の場より、ぶらさがりインタビューなど、リラックスしている時の映像を見ると、ほとんど「しない」に近い少ない回数であることがわかる。あんなデカい目なのに。不思議通り越して何だかゾッとするくらい「しない」。さらにその目は常に焦点が合ってない。見ていて中に何か入ってるような、「借り物の体」って感じがする。彼の何だか浮世離れしたような、変わったイメージの構築に、この「まばたきなし」「焦点合わず」は大きく作用していると思う。

◎カッコいいが空回り
撮影・荒木経惟、被写体・玉木宏という、写真だけで構築された作りが話題のミスタードーナツの新CM。まあ、クールでカッコいい感じには仕上がってるんだけど。でも、動きを写真で追って声がかぶさるというあの形式は、どうしても「ボラギノール」にしか見えない。

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今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。

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最終更新:2019/05/22 19:54
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