[女性誌速攻レビュー]「an・an09年7月15日号」

まるで芸人養成所? 迷走続く「an・an」のトーク術特集

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「an・an」09年7月15日号/マガジンハウス

 今週の特集は「女子的トーク術レベルアップ!」。キャッチには「得するコミュニケーションにはコツがあります」。わかりそうでわからない、曖昧な特集タイトルがまるでPHP文庫のようです。表紙の福山は前髪ばかりが気になってしまいます。そんなan・an、トピックは

◎さらりと聞き出す婚活専用トーク
◎お笑いコミュニケーション研究
◎特別とじこみ「談話室・福山雅治」へようこそ

 「婚活」「お笑い」「福山」と手堅く鉄板で固めてきた今号、勝算はいかに!?

もはや、ネタ? 使えないセリフのオンパレード
 ムカつく相手をギャフンと言わせたろ! というなんとも意地悪なテーマの「身近にいる困った人を黙らせる、ちょっと悪魔なセリフ」。10ケースの”困った”シチュエーションで使う一言が紹介されています。

・付き合って半年経ったら手抜きになった、釣った魚に餌をやらない系の彼氏→「私の誕生日、おめでとうございました!」
・1年前に別れたのにしつこくしてくる元彼→「今の彼に相談するわね♪」
・資料を手渡ししたのに受け取ってないと言い張る謝らない取引先→「まぁ、神様はちゃんと見ているからね」
・お喋りに夢中でレジに気づかないコンビニ店員→「防犯カメラに写ってますよ」

 そもそも、誕生日すら忘れる彼氏なんてさっさと別れた方がいいと思います。男の方は付き合ってる意識ないですよ。あと、取引先に対してそんなこと言ったら、かなり痛い子だし、妙な宗教に入信してるんじゃないかってあらぬ噂がたちそうだし、コンビニ店員に一言吐きたくなるほど、腹立つこともないと思います。これを実用したら、彼氏も友達も仕事も失ってしまいそうです。

濃すぎるメンツが本気で指導! an・anが女子の芸人化を推奨!
 続いては、笑いのプロが特別指南する爆笑テクニック。講師は倉本美津留、元祖爆笑王というともに売れっ子の放送作家です。結構コアなセレクトだと思うんですが、an・an的世界観とマッチするのか若干不安。まずは、「お笑いの心構え」として、

・世の中、ボケが足りひん。女性にもボケてほしいな。
ボケというのは既成概念を崩していくことやから、本当はものすごくクリエイティブなこと。ヤケド覚悟でどんどん飛び込んでいってほしいね。
・笑いには愛が必要やねん。
ボケの愛というのは、自己犠牲の愛のこと。笑いのためにわざと間違ったことをして、場を和ませるという愛やね。

 不安は的中。ボケの必要性について熱く語る倉本美津留。続いて「お笑い実践テクニック」では、

・天丼……一度ウケたことを繰り返すことによって、笑いが倍増していくこと
・ノリツッコミ……ボケに調子を合わせておき、頃合いをみてツッコミをいれること。
・スカしボケ……みんなが予想したり期待してることと違う方向にスカしながらボケること。

 などなど、NSCの生徒でさえ難しい、というテクが紹介されており『お笑いレッドカーペット』見て喜んでるような教養の低いOLちゃんが使いこなせるんでしょうか。っていうか、芸人並みのスキルを持ち合わせたOLちゃんに需要はあるんでしょうか?

キム様の次は福山? コバンザメ化した亀梨よ、どこへ!
 キムタクのドラマにゲスト出演した回が、見事低視聴率を叩きだした亀梨くんが今度は人気者・福山に便乗して登場。対談内容はもちろん恋。亀梨は真面目だから、女の子にもちゃんとしろって言っちゃうところが押しつけがましいんだよ、と亀梨について福山が分析した後、

「でも、しょうがないよ。俺もそれで女の子をよく泣かしていたもん」

 だって! 泣かしてたって、福山! さらに、

「僕は女性をまじめに口説くタイプだと思いますけどね」

 それら発言を笑うことなく受け止めて、文字通り真面目に返す亀梨。万が一、福山の発言が渾身のボケだったとしたら、それをスル―してしまった亀梨のトークセンスは致命的。しかしながらトークには定評のある福山のこと、上記発言も一流のボケだった可能性が濃厚……。亀梨くん、「お笑い心構え」のボケの項目をわずかでもいいので読んでください。

 そして最後は超実用会話テクニック集として、会話の小ネタにもってこいの首都神話集&方言ベストセレクション&ギャル語辞典を掲載。結局、話題がないとトークも始まらないっすからね~。スキルがなくてもネタさえちゃんとしてれば、伝わりますから。きっと雑誌も、ネタや企画がしっかりしていればスキルが甘かろうが読者に伝わるもんでしょうね。編集部のみなさん、読者に響くような企画待ってます。

『ハートを伝える聞き方、話し方―自分を変えるコミュニケーション・レッスン』

やっぱり出てたよ

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