[TVツッコミ道場]

スタートからカウントダウンが聞こえる? 森三中の激安新番組

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まだホームページも作られてない模様。これも経費削減?

 今回ツッコませていただくのは、6月10日に突如としてスタートした、TBSの新番組『激安バラエティー』。

 スポーツ紙など一部で報道されているが、前週まで同じ枠でやっていた番組『水曜ノンフィクション 関口宏モトをたどれば』がずっとヒトケタ台の低視聴率のままだったのだが、前週の3日分の視聴率が、2.8%という、8時台としてはあり得ないような数字をたたき出してしまい、次週予告までしていたものの打ち切りに。

 そこで急きょ森三中メーンの激安情報番組をスタートさせることになったというわけだ。ちなみに森三中は、ゴールデン初メーンという”棚ぼた栄誉”を得たらしい。しかも、生放送。

 そんな中でスタートしただけに、やっつけ感や時間のなさ、低予算などを逆手にとったノリが目立つ。番組中、何度も「大丈夫か、この番組?」「雑だよね」という声が上がり、ゲストの土田晃之と、「そんなんでやっていいの?(土田)」「しょうがないですよ、(立ち上がりが)4日しかなかったんですもん(大島)」「これ今、本当に放送してるの、ねえ!?(土田)」というやり取りがあったり、自虐ネタでなんとか笑いにもっていこうという空気がひしひし伝わってくる。

 番組ロゴがマーカーの手書き、スタジオも他番組の使い回し(『キミハブレイク』のセットの上に組んでいる)で、「激安価格」「ザ・バーゲン」とか書かれた、どっかの問屋街などで買ってきた既製品ののぼりを立ててたりと、低予算感が満載。森三中が着ている3色色違いのハッピ衣装も使い回しで、別のロゴが入っている合わせ部分に「激安! 応援団」「日本一の『お買得』」と、これもマジック手書き文字の布が安全ピンで付けられているというもの。だいたい番組名からして、加工ゼロの素材感むき出しな感じだし。これも全部「あえて」なのか。

 スタジオゲストの顔ぶれは、土田のほかにはNON STYLEや千秋、堀ちえみ、ジャガー横田という主婦タレント枠。なんだか”ごった煮”な、とにかく水曜の8時に空いてる人を順番に声かけていって集まってもらった感じの空気、これもひしひし伝わってくる。特に土田の「なんとかしてあげよう」という生ならではの必死感あふれるハイテンションもまた、”ひしひし”だ。

 中でも黒沢が2日前の夜に収録したばかりのロケパート、これがまた安上がりな空気がむき出しで、もはや凄味さえあった。内容は独身男性芸人のお宅に押し掛け、なかば強引に激安お取り寄せグルメを楽しむというもの。だが、訪れた先が南海キャンシーズ・山ちゃんとチャド(ジパング上陸作戦)の家、しかも途中で光浦靖子がやってくるという、黒沢の持っているカードをそのまま使った感じの顔ぶれとノリで、思わず「深夜か!」と言いたくなってしまう(わりと好意的な意味で)。ひしひし。

 「一皿105円焼き肉」とか「25円缶コーヒー」とか「役所の食堂のカレー」とか、時間のない中、それなりに情報集めたんだとは思う。ちょっとウケたのは、お取り寄せ商品の中にあった「甘エビの頭・30個 273円」というもの。甘エビの”頭”って……。安いけども。おいしいだろうけど……。

 それにしても、お取り寄せとかはともかく、たとえばこの番組をネット放送している北海道や沖縄で、「足立区の激安スーパー」情報や、「墨田区役所の食堂、先着○名様にサービス」とか見せられても、どうしろというのだろうか。夕方のローカルニュース枠の情報だろ、これ。

 こんな番組に提供スポンサーとしてクレジットされたのが、「アサヒフードアンドヘルスケア」。これ何のCMが流れるのかと思ったら、健康食品「グルコサミン」のタブレットの通販CM。「お電話は、0120-○○○」とかいってるし。お昼か深夜の番組見てるみたいだ。

 それにしても、編集作業時間とかの兼ね合いもあるのだろうが、「生放送」でやる意味がまったくなさそうな内容なところがまた、意味不明ではある。大島自身、「じゃあ、この『激安バラエティー』で散々な目にあって、干されるってことはないってことですね」と言ってたし、あえて言うが「どうせ誰も見てない」枠で失うものもたいしてなさそうなんだし、せっかく森三中が”生”でやるんだから、ギリギリまでもっといくらでもいける気がするのだが。

 テレ東の正月特番や同じTBSの『感謝祭』でも披露し、共演者が必死に阻止していた、”黒沢と大島の取っ組み合い→大島がケツ丸だし”という鉄板ネタ、なぜやってくれなかったのか。生ゆえの暴走、見たかったのになぁ。

「みんなハードル低めで見てくれてるから大丈夫!」
「来週、この番組どうなってるか」
「視聴率が、心配です!」

 などなど、自虐ネタ満載の生放送。結果的には「3.6%」と、裏がサッカーや『ヘキサゴン』特番のなか、ちょっとだけ数字があがったようで、よかったな、森三中。果たして、2週目はどんなだ。
(太田サトル)

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安けりゃいいってもんじゃないと思うんだけどな……

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