[TVツッコミ道場]

スタジオが迷宮入り!? 迷コメンテーター高嶋兄の”実力”

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ほかのコメンテーターも気になる『ひるおび!』HPより

 今回ツッコませていただくのは、4月30日放送のお昼の情報番組『ひるおび!』(TBS、午前11時~午後2時55分)。

 これは、日本テレビにおける”ヒデちゃん”こと中山秀征の『ラジかるッ』→『おもいッきりDON!』の昇格(?)と同様、『2時っチャオ』→『ひるおび!』と時間帯や顔ぶれごとリニューアルされた、恵俊彰がメーンMCのお昼の情報番組である。どうせなら、『お昼っチャオ』か『11時ッチャオ』というタイトルの方が、見る側もしっくりきそうなのだが。

 その『昼っチャオ』(仮題)に、唐突に「豚しゃぶは……?」という、頓狂な言葉が飛びこんだ。

 この日は、世界中を震撼させた新型インフルエンザの話題。朝からニュース・情報番組は、この話題でもちきりだった。そんな中、飛び出した「豚しゃぶ」発言。発言の主は、この番組の曜日替わりレギュラー、高嶋政宏。今どきそんな区分で呼ぶ人もいないかもしれないが、高嶋家の「お兄ちゃん」のほうである。念のため。

 グルメコーナーだったわけでない。上記のとおり新型インフルエンザの話題で、これは豚が起源とされていたため、当初は「豚インフルエンザ」という呼称もあった。それで、豚や豚肉の話題をしてたのだが、「豚肉は加熱処理したものに関しては問題はない」(輸入される豚肉に関しては全て処理ずみ)と言われていた。そんな時に、前述の「豚しゃぶは……?」という発言である。

 どうやらお兄ちゃんは、しゃぶしゃぶが十分な加熱処理にあたるのかどうか、気になったご様子。「十分しゃぶしゃぶすれば、大丈夫ですから」とアナウンサーも妙なフォローをするが、お兄ちゃんはどこか納得いかなさそうな顔に見える。新型インフルエンザというシリアスな場面でさえ、豚しゃぶの魅力語る姿に「豚しゃぶ好きなんだな、お兄ちゃん」と思わずにはいられない。

 続いて芸能の話題に。「ザ・ピーナッツ」のデビュー50周年を記念したDVDボックスが発売されるという話題。普通なら、「懐かしのあの名曲が」とか、「(ザ・ピーナッツが主役を務めたバラエティーの)『シャボン玉ホリデー』で」といった方向に話が流れていくはずだが、さすが高嶋コメンテーターは一味違った。

 『恋のバカンス』とかの代表曲はそっちのけで、「キング・クリムゾンの『エピタフ』という曲をザ・ピーナッツが歌ってるんですが」「『クリムゾン・キングの宮殿』という名盤に収録されていて」「(キング・クリムゾンは)プログレの伝説のバンドでして」といった具合に、お昼の奥様番組としてはあまりにも濃いプログレッシブ・ロック講座を開始してしまったのである。半田健人が昭和歌謡をKY気味に熱く語りすぎている時と似た空気だ。

 実は高嶋政宏は結構なロックマニアで、むかし音楽番組でパンクロックについてかなりディープなことを語っていた姿を見て、「へー」と感心したこともある。しかし、これは芸能とかグルメとか特売とか裏ワザとかが大事な、お昼の情報番組だ。当然、スタジオも”ポカーン”で置いてけぼり。

 再びアナの「スタジオも迷宮入りしてしまいましたが」という巧みなフォローが入り、お兄ちゃんもさすがにこの”ポカーンな空気”を感じたのか、満面の笑みを浮かならがDVDボックスのパッケージをかかげ、カメラ目線ドアップの満面の笑みでこう一言。

「奥さん、買いですよ、買い!」

 なんだ、そのまとめかたは。

 役者としての力量はあるのだろう。性格もいい人かもしれない。しかし、ニュースや芸能情報に、それほど気のきいたコメントをつけてくれそうな感じはしない。案の定、こんなことになっているし。なぜ高嶋兄なのか。疑問はまだ解明されないが、その他の曜日レギュラー(寺脇康文、高橋克典、石黒賢)の布陣からして、不思議なラインナップではある。意外と見逃せない番組なのかもしれない。

 もう一つ、この番組の不思議。番組直前の通販コーナー『ひるしょぴ!』を担当する島崎和歌子とほっしゃん。が、新番組になっても続投しているのはなぜか。といっても別に本当に理由が知りたいわけでもなんでもないのだが。ここにだけ前番組『ピンポン!』の香りが残る。それだけ。
(太田サトル)

『高嶋兄』

自分で「高嶋兄」って名乗っちゃってるし。

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