[TVツッコミ道場]

“嫌われてるオレ”を自認!? ますます加速する品川の「くそ野郎」戦略

 今回ツッコませていただくのは、初監督作品『ドロップ』公開を目前にし、多数の番組に出まくってる品川祐。

 以前、NHK『スタジオパークからこんにちは』での気の毒なほどの嫌われ方について書いたが、このところ、「品川さん」が「嫌われる自分」を強烈に意識しているように思えてならない。

 3月11日放送の『あらびき団』(TBS系)では、相方・庄司智春が登場。「定額給付金」とか「朝青龍」とか「女芸人のダイエット本」とか、潰したいもの(?)を書いた油粘土を床にズラリと並べ、潰していくという芸を披露した上で、「着実に夢をかなえてんじゃねえ!」という言葉とともに、一番激しく打ち砕いたのが、「品川監督『ドロップ』公開」の粘土だった。

 これ、もちろん、一周まわって宣伝してあげているわけで、「やさしいなコイツ」とMCの東野にも言われていたのだが、「とうとう相方にまで嫌われ……」と見た視聴者も結構多かったのではないだろうか。

 このところ、品川の嫌われムードはますます浸透・定着し、最近では、「2ちゃんねる」どころか、「Yahoo!知恵袋」などでも「なぜ品川祐は嫌われるの?」なんて素朴な疑問まで登場している始末。

 そんな中、ずいぶん殊勝な態度に見えたのが、3月10日に放送された『お笑い芸人マジック王座決定戦』(フジテレビ系)だった。

 芸人たちが、マジシャンに指導してもらい、マジックを披露する同番組で、たいてい「持ちネタ+マジック」のどちらも中途半端な印象の芸となっているなか、品川は「サインしたトランプが無傷のレモンから登場する」という見事な芸を披露し、優勝。

 そもそも芸人がマジックをすること自体、最近の「歌のうまい芸人たちのカラオケ大会」みたいな番組と同様、意味が分からないが、そんなヌルい空気の中でも、品川は全力投球。

 「笑いが一切ない超本気のマジック」をただ一人黙々と行い、「芸人としてどうなんだろう」という思いと、「結局、マジシャンじゃなくても、道具やトリックがあれば、高度なマジックができるんだ」という思いは拭えなかったものの、圧倒的な完成度のマジックを終え、口をついたのが、こんな好感度アップの一言だ。

「……っていうか、『マジック』って競い合うもんじゃないですよね? 楽しませるもんですよね? 別に順位なんかつけなくても(微笑)」

 みんなが品川を褒めたたえる空気の中、自分の力をひけらかさない、今までとは違う「ニュー品川」。なんかビジネスホテルみたいな名前になっちゃったけど、あくまで謙虚。まるで100点の答案用紙の点数部分を、あえて折り曲げて隠す生徒みたいな感じにも見えた。

 しかも、いつになく「不器用なオレ」を演出。「もう……緊張で、オレ、全然しゃべれなかった……。おしゃべりくそ野郎なのに、おしゃべりじゃなくちゃ、ただのくそ野郎ですよ!」

 品川は、頭の良い芸人だと思う。加えて、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の「家電芸人」企画などでも、カタログを単に丸暗記して来たように見えるほど、勉強家で研究熱心である。

 当然、いまのネットを中心とした「嫌われてるオレ」ムードは知っているだろうし、その上であえてネタにしたり、謙虚な面を見せたりしているように見えてならないのだ。

 泥臭く、努力家で勉強家で、狡猾な「おしゃべりくそ野郎」の戦略的くそ野郎っぷり。もう目が離せません。
(田幸和歌子)

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