[連載]水谷舞の合コン四季報

無形文化財に指定したい! 電通マンの完成されたおバカ芸

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合コン必勝服の全身コーデ解説は文末で!

――元JALのCAで、合コンでお相手した企業は150社以上! の自称”合コン総研アナリスト”水谷が、実地調査(=合コン)をベースに上流メンズを辛口ジャッジ!

 電通は、広告代理店最大手。華やかなマスコミ業界の最上位に位置するためか、そこで働く電通マンに関して、「合コンでひどい目に遭った」とか「自分の顔入り年賀葉書を見せびらかすナル男がいる」といったゴーマンぶりを告発するタレコミが合コン総研にも寄せられていた。それゆえ今回は、厳戒態勢で調査に臨むことに──。


 今回は、編集長からの「メディア業界を調査せよ!」との厳命を受け、メディア業界といえば、マスコミを支配する電通抜きには語れないわ、ということで同社のメディア部門(つまりは営業)の28歳、A君に1年ぶりに連絡して、合コンを設定してもらいました。

 合コン場所は京橋近くの和風ダイニング。A君とその同期4人を相手に5対5でスタート。まずは隣の席に座ったB君とトーク開始です。

「ねえ、B君って、芸能人の誰かに似てるって言われない?」

 手探り段階の水谷にしてみれば、挨拶程度の発言だったにもかかわらず、彼らは異様に敏感に反応し、誰かが「松潤かな~?」と言うと、B君自身はまじめな顔で「ありがとう。でもね、世間の皆様は櫻井翔に似てるって言ってくれるよ」と慇懃無礼な反論。

 「うそつけ、ココリコの田中だろ~」「舞ちゃんは中村玉緒に似てるよね」と、話が広がっていきます。水谷が「ありがとう。でも世間の皆様はさとう珠緒に似てるって、よく言ってくださるわ」と応戦すると、ここで唐突にB君の得意技(?)が水谷に炸裂!

 「スペイシー・ハ~グ!!」(水谷をギュッ)……私は一瞬の出来事に反応することができず、気がつけば、浮世離れした電通のテンションにそのまま埋没。しばらくして、後輩のC君が遅刻して登場すると、「おい、遅いぞ、ターンしろ!」と先輩が命令。すると、C君、サッとネクタイを頭に巻いて、つま先を立てて華麗なる連続スピンを披露。ほかの電通マンは「フー! フー! フー!」と掛け声を発しています。

 さらに、「C、今日は眉毛つながってないな。合コンだからって、剃ってきたのか」「すみません、お詫びに飲みます!」と凛々しい眉毛のC君は一気飲み。イジメ芸が板についてます。次に、電通マンから「好きな男性の仕草を言って」と振られ、水谷が「ネクタイを緩めるところ」と言うと、一同揃ってネクタイを緩め、女性陣のひとりが「くしゃっとした笑顔の男性が好きなの」と言えば、一同瞬時に表情を作り替えます。

 この完成されたおバカな技に、不覚にも水谷は感動してしまいました。電通のメディア部門は、戦前の満鉄調査部並みの超体育会系職場。毎日のように接待や合コンに連れて行かれ、祇園の舞妓並みに厳しい芸事を先輩から徹底的に叩き込まれます。

 かつては、そんな芸を武器に数々の女性をお持ち帰りし、その収穫高を社内で誇示する人もいたようですが、01年に電通が上場してからは、株主、社会の監視の目が厳しくなり、無茶な行動を起こす人はだいぶ減ったそうです。

 今日のメンバーも皆爽やかで紳士的。「この中で、夜、優しくしてくれそうな人は誰?」などの質問を出し合い、一番多く指された人が一気飲みをするという、下ネタ交じりのゲームも見事。ここが腕の見せどころとばかりに、力こぶにグラスを挟んで飲む「筋肉一気」。ジョッキを大相撲の賜杯に見立てて、豪快に飲む「雲竜一気」。女豹のようにお尻を突き出して飲む「ジャガー一気」などを披露し、圧巻でした。

 全体としてはスタートから会話のテンポも抜群。全員が楽しめる雰囲気作りもお上手。一見、おバカに振る舞っているように見えて、地頭の良さが滲み出ています。

 思い描いていた電通のイメージとはまるで違うと言ったら、「バブル以降に入社した俺らは、電通がそんなにすごいとは思わない。最近、テレビで番宣枠が増えたと思わない? あれは広告が埋まってないからなんだよ。今はネット広告が脅威」「俺ら身内では、電通はタイタニックみたいだって言ってる。目前に氷山が迫っているのに気づかなくて、一等船室では毎夜晩餐が繰り広げられている、みたいなね」との答えが。

 巨船が沈もうとも、あの一気は無形文化財に指定してほしいものです。

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◎合コンメンズ判定 ★★★★☆
 いい意味で期待は裏切られ、楽しませていただきました! 清潔感があって爽やかだし、お酒が飲めない水谷がバツゲームで一気することになったら、電通マンが代役をしてくれて紳士的。カンペキゆえの★5つ!……とそこへ編集長から、「水谷がうちで連載していることを知っていて、お行儀良くしただけなのかもしれない」とのツッコミが。電通は部署によっても、文化が大きく異なるということなので、次回はサイゾー、サイゾーウーマンを読んでない電通マンを相手にもう一戦交えることに。さらにディープな電通の合コンワールドにご案内いたします。

◎今回の合コン必勝服
 目の肥えた広告代理店には、仮装大賞ばりの派手さで勝負!! 肌の露出に比例して効果も増大。赤文字系雑誌服で、オトコのハートを狙い撃ち♪

水谷 舞(みずたに・まい
大学卒業後、日本航空入社。NY、パリ、ミラノ便など、国際線ビジネス、ファーストクラスを中心に約5年間乗務。現在はレポーター、女優業の傍ら、「合コンは最高のエンターテインメント」をモットーに、”合コン総研アナリスト”として活躍中。公式ブログ「MY FAVORITE THINGS」も随時更新中。

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