日米セックスカルチャー比較(後編)

セックスしないと娼婦呼ばわり!? アメリカ合理主義の高い壁

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見たいような、見たくないような……
photo by Giuseppe Bognanni from flickr

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 アメリカには、男女は所詮わかり合えない存在である事を描いた『男は火星人、女は金星人』というベストセラー本があるぐらいで、アメリカ人同士でも分かり合えないのだから日本人ならさらに難しい。

 Mさんは、日本の地方都市からいきなりアメリカの超工業化社会に放り込まれ、ニューヨークの男性を知るヒマもなく、デートに関する暗黙の掟を教わるチャンスもなかったのだ。

 かつてはかなりのプレイボーイで、今でも現役だという35才のイベント司会者・R氏は次のように証言する。


「僕はバリバリのシングルシーン(独身者の世界)の一線からは引退したからね(笑)、最新の情報はわからないけど、ウェブスターホール(クラブ)なんかに行けばかなり高い確率でその日のうちに、時にはクラブの中でセックスをする、って事もあったね。NYU(ニューヨーク大学)の寮の近くの学生が行くバーでも、軽いノリでセックスする 女性はいる。特に珍しい事じゃないさ」

 Mさんが体験した、食事に関する”暗黙のルール”について聞いてみると、「アメリカにはよく聞く表現があるんだ」とR氏は教えてくれた。それは「ディナー・ホア(夕食狙いの娼婦)」。

 彼女達は、その晩セックスするような素振りを見せてバカ高いレストランに連れて行くように仕向け、そのくせ食事が終わるとバイバイ。つまり男性を「メッシー君」扱いする訳だ。日本のメッシー君はセックスを迫るどころか奴隷みたいなイメージだが、アメリカ版ではご飯代の元を取ろうと必死にくらいついてくるのだ。

 彼らに言わせれば、クラブに行けばその晩にクラブ内でタダでエッチが出来る可能性もある時に、よく知らない女性を食事に誘って、お金を払ってもデキないというのでは、合理的(でケチ)なアメリカの男性は騙された気分になるという訳だ。ノーセックス、ノーマネーで寂しく家に帰らなければいけないなんて、とんでもない話だ。そんな女性を二度誘う男はバカだとRは断言するから、どうやらMさんも「ディナー・ホア」に分類されてしまったようだ。

 このような考え方は、日本よりもはっきりとした「男女平等」の文化に基づいている。ヒッピー・ムーブメントによるフリーセックス革命により、仕事や社会的地位だけでなく、セックスにおいても男女は平等であるべきとういう考え方がアメリカには根付いているのだ。それを、男性の地位が上で、女性には金銭的な負担をかけないという風習のある日本からアメリカに来て、「男性が払うのが当然」と思っていれば、食い違いが生じるのは当然である。

 しかし、異性と食事するたびに警戒しなければならないのでは、さすがに息苦しい。そんなとき、ニューヨークの女性は”あるマジックワード”を言うことで対処しているそうだ。そのワードとは、

「チップは私が払うわ」

と、一部負担を申し出ること。あるいは、誘われた時点で、

「友達としてなら」

と釘を刺す。こうしておけば、「娼婦」などと毒づかれることもない。

 ともかく、アメリカ人は根っからの合理主義なのだ。釣った魚に餌をやらないのが日本の男性、釣れない魚に餌はやらないのがアメリカの男性だと知るべし。
(セリー真坂)

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